2012/02/10

金沢の魚介類

先程Facebookで、金沢の近江町市場からの「金沢を代表する魚介類と言えば、、、?」という質問を見つけ、石川県関係の友達に質問を出してみた。
香箱がに、ノドグロ、ドジョウの蒲焼、ガスエビ等々、どれも石川県人には外せないものばかり。投票結果は後程公開しましょう。
その前に僕の各魚介類に対する思いを書かせていただきます。

① 香箱(こうばこ)がに



ズワイガニのメスです。冬金沢に帰ると、必ず食べたくなります。メスの方がオスより小さいので、身はオスより劣るけど、内子(かにみそ)はオスより繊細でまろやか。外子(赤い超小粒の卵)はプチプチで、僕は圧倒的に香箱派です。これを食べると「金沢に住んでる人はいいなあ。老後は金沢も悪くないなあ」と思います。                             

② のどぐろ

最近でこそ全国区になりましたが、昔は知る人ぞ
知る高級魚。そういえば子供の頃はあまり食なかったなあ。やや大きめのサイズの塩焼き(大きすると味が濃すぎる)。油が中からジュワ~と出た感じが堪りません。

③ ガスエビ

名前の由来は知りません。お刺身だと色も甘エビよりはどす黒いが、味は濃厚。ややクセがあると感じる人もいるとは思いますが、僕はボタンエビよりこれが好み。

④ どじょうの蒲焼


お江戸でどじょうと言えば「駒形どぜう」。これも好です。金沢でどじょうと言えば、蒲焼と柳川でしょう。とくに蒲焼。金沢に帰ってビールのあては、っぱりこれです。一匹ずつ開いて半分に切り、甘辛いタレで焼きます。苦味ばしった味が最高。うなぎは時々しか食べさせてもらえなかったです。金沢人って質素なのかなあ。

⑤ 寒ぶり

鮪のトロも大好きですが、日本海側の人にとって
は、寒鰤(ぶり)ですね。食べ方も色々。でもぶりは金沢というより、富山湾、特に氷見ですよね。

⑥ げんげんぼう

えっ 何それ~。御尤もです。名前は全国各地で
様々ですね。体は光っててヌルヌルしてて、味は淡泊、そう!あれです。僕は魚にそれほど知識はません。お吸い物に入れたり、お醤油で炊いたりがいいですね。

⑦ 能登の岩がき(かき)

何も言いません。あの大きさ、食べごたえ、味。お酢だけで十分。お醤油は必要なし。

⑧ 鱈(たら)

子供の頃は嫌いでした。今でも「たらちり(鍋)」は
不得手です。でも昆布〆だけは別。鱈のあっさり感と〆によるねっとり感がVest 。
あと子付けのお刺身もいいですね。

⑨ ごり

唐揚げは◎  佃煮は△

⑩ 加能ガニ

最近石川県の漁協が付け始めたブランド名で、オスのズワイとメスの香箱の総称と心得ておりますが、違いますか? 石川の冬の味覚の代表です。



挙げてるとキリがありません。どれも熱燗がいいですね。
因みに私の日本酒の好みは「立山」です。

高校を卒業して30年超え。もう東京の方が遥かに長いのに、故郷って不思議なものですね~ 最近ふと思います。
故郷って、親が健在だからこそって。一人で帰っても何か足りない(まだ母は元気です)。

あのお袋の魚料理こそ郷です。



0 件のコメント:

コメントを投稿