2017/10/26

2017/11/26 喜多流自主公演「蟻通」









喜多流の「蟻通」というと、想い出があります。

今から30年ほど前の国立能楽堂定例公演。シテは高林白牛口二師。ワキは父・保輔。

私はワキツレでした。

父が亡くなる少し前でしたので、東京で父のワキツレに出た最期の曲かもしれません。

今回私は、喜多流では初演です。

父を思い出しながら、演じようと思っております。

2017/11/16 長昌寺能「安宅」




滝川一益公を偲ぶ・長昌寺能も第4回目となります。

長昌寺は群馬県能発祥の地ですが、謂れがパンフレットの裏面に書かれております。

今回は「安宅」。昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館・大ホール)。

2017/11/11 復曲能「宍戸」 ~笠間公民館・リニューアル記念事業




再演です。

「宍戸」のあらすじを書いておきましょう。

~下野国の住人・宍戸友久の一子・小次郎は、さる仔細により上野国の那波廣次の弟・七郎を殺害してしまい、薬師寺に身を隠す。薬師寺の別当は小次郎を匿うが、父友久より自害せよとの命を受け、身の過ちを悔いつつ、別当に介錯を頼み自刃して果てる。
那波廣次は小次郎が薬師寺に身を潜めていると聞き及び、弟・七郎の敵を討たんと手勢を引き連れ、薬師寺に攻め寄せる。廣次は薬師寺近くにて人をやり、近辺を探らせるに、友久が押し寄せるとの知らせを受け、待ち構えていると、思いがけず友久は自害した小次郎の御首を持ち、廣次に許しを請う。廣次は我が子を手ずから討ち、許しを請う友久の心に打たれ、自らの怒りを鎮め、友久の心中を思いやり、小次郎を懇ろに弔うよう友久に勧める。友久は廣次に感謝しつつ、薬師寺の別当を招き、小次郎の後を弔うよう依頼する。別当は小次郎が懺法に帰依していたことから、懺法にて追善をなす。
別当が夜もすがら追善をしていると、その御法の声に引かれて小次郎の霊が現れる。
小次郎の霊は修羅の呵責に苦しむ思いを告げるが、やがて供養によりその身も晴れ、成仏し、夜明けとともに西の空へと消え失せる~


約1年半ぶりですが、ほとんど覚えておりません(笑)

自分であらすじを書きながら、思い出しております。

どうぞご高配を。

2017/11/4 花影会「関寺小町」





観世流の武田志房先生が、ご自身の芸道70年の集大成として、能 最奥の秘曲

「関寺小町」を演じられます。

当初ご依頼を頂戴した時は、私のような弟子家の若輩者が、勤めてもよいものだろうかと悩み、

固辞しておりましたが、お家元のお許しをいただき、勤めさせていただくこととなりました。


この上は、諸先生方のご意見を伺い、真摯に勤めさせていただきます。

何卒宜しくお願い申し上げます。

2017年11月の主な出演スケジュール

3日(金)MOA美術館・定期演能会羽衣熱海・MOA美術館能楽堂13:30~
4日(土)花影会関寺小町国立能楽堂14:00~
10日(金)銕仙会邯鄲宝生能楽堂18:00~
11日(土)笠間公民館宍戸笠間公民館18:00~
リニューアル記念事業(復曲能)
15日(水)能を知る会・横浜公演谷行★横浜能楽堂14:00~
(小先達)
16日(木)滝川一益公を偲ぶ・長昌寺能安宅前橋市民文化会館18:00~
19日(日)片山幽雪三回忌追善能海士国立能楽堂11:00~
23日(木)梅若会・別会能大原御幸梅若能楽学院11:00~
26日(日)喜多流自主公演蟻通喜多能楽堂12:00~
27~30皐風会・文化庁巡回公演羽衣宮崎県
★はワキツレ