2016/06/24

2016/7/20 武蔵野大学 公開講座



平成28年度 武蔵野大学 能楽資料センター 公開講座

「能・狂言と ゆかりの寺」

時間  14時40分 ~ 16時10分
開場  13時40分
会場  武蔵野キャンパス 6号館 雪頂講堂

お問合せ 武蔵野大学 能楽資料センター  ☎042-468-9742

東京都西東京市新町 1-1-2

聴講無料 予約不要




① 7月20日(水)  延暦寺 ~戦う僧侶・悪霊退散

             殿田謙吉・三浦裕子(本学文学部教授・能楽資料センター長)

② 7月25日(月)  泉涌寺 ~またまた勃発!仏舎利盗難事件

             和久荘太郎(シテ方宝生流)
             生駒哲郎(本学教養教育リサーチセンター研究員)

③ 9月27日(火)  西本願寺 ~いまに生きる歴史的能舞台

             片山九郎右衛門(シテ方観世流)
             金子 健(文化庁芸能部門文化財調査官)

④ 10月31日(月)  清水寺 ~祈る心・籠る人びと

             野村 萬(和泉流狂言方)
             池田英悟(本学講師・能楽資料センター研究員)





平日の昼間ですが、お時間のある方は是非お越しいただければ幸いです。

私と三浦さんとは、学科こそ違え、東京藝術大学の同期生。
能楽ホールでともに能楽囃子をお稽古した仲です(尤も三浦さんは優等生でしたが・笑)。


対談形式と伺っておりますので、すべて三浦師にお任せですが、「戦う僧侶」ということで、能「雷電」等の話しを、ワキ方の視点からお話しできればと思っております。

 

2016/06/20

2016/6/19 能を知る会 東京公演 「道成寺」




昨日は国立能楽堂にて、能を知る会東京公演 「道成寺」のワキを勤めさせていただきました。

シテの中森師は、自身4回目のシテ。小鼓4流制覇です。



今日は私の中学、高校の同級生が25人以上見にきてくれました。
お忙しい中お越しくださり、心より御礼申し上げます。

高校の同級生の記念写真を掲載させていただきます(私は写ってませんが・・)。



最後に私の舞台写真を。

撮影は駒井壮介氏です。



 

2016/6/20~24 国立能楽堂 能楽鑑賞教室

第33回 国立能楽堂 能楽鑑賞教室

解説 能楽の楽しみ

狂言 「柿山伏」

能 「小鍛冶」

午前の部 11時開演(終演予定 午後1時)
午後の部 2時開演(終演予定 午後4時)




東京近郊の中学生、高校生を対象とした公演ですが、一般席もその日の数に応じて、販売しております。

上のパンフレットをご覧になり、お申込みください。


私は、21日(火)の午後(シテ駒瀬直也)、23日(木)の午後(シテ弘田裕一)に出演します。




また24日(金)の夜、午後7時より、外国人のための能楽鑑賞教室が行われます。

リチャード・エマート氏の英語解説があります。私もワキで出演します。

こちらも是非!



 



 

2016/06/17

2016/6/15 としま能の会 「小鍛冶」

第29回 としま能の会 

能「小鍛冶」 シテ観世喜正 ワキ殿田謙吉 ワキツレ大日方寛 アイ野村虎之介

狂言「磁石」 シテ野村萬 アド野村万蔵 小アド能村晶人


数年ぶりにお邪魔させていただきました。






今回は能「小鍛冶」ということで、刀剣女子の方のための、刀剣乱舞~ON LINE とのコラボレーションパンフも作られました。

刀剣男子「小狐丸」のキャラクターが表紙。






とても分かりやすい解説が付いたパンフレットで、我々出演者も出来ばえに感心しております。

通常の能公演とは明らかに客層が違い、演者も客席の空気を瞬時に感じ取り、普通の小鍛冶のはずが、小書付きの能のような盛り上がり方。

「楽しかった」「感動した」というお客様の声が多く聞かれました、と関係者から伺いました。

初めて能をご覧いただく方もかなりいらっしゃったようですので、これを機会に刀剣関係の能だけでなく、いろんな能をご覧いただければと思います。


それにしても「とうらぶ」の観客動員力には驚きました。



「とうらぶ」の皆様、8月10日夜水道橋宝生能楽堂において、我々流儀の会で、能「紅葉狩」が出ます。

平維茂が夢の中で武内の神から授かった剣で、鬼女を退治します。

どうぞ流儀HPからお申込みくださいませ。

 http://shimohou.com



2016/06/14

2016年7月の主な出演スケジュール


2日(土) 緑泉会別会 鸚鵡小町 国立能楽堂 13:00~





8日(金) 銕仙会 善知鳥 宝生能楽堂 18:00~





10日(日) 中央区能に親しむ会 海士 国立能楽堂 13:00~





11日(月) 能楽座 芸術鑑賞会 土蜘蛛 川越・星野学園 11:00~



ハーモニーホール





15日(金) 納涼能 羽衣★ 宝生能楽堂 14:00~





18日(月) 洩花の能 烏帽子折 喜多能楽堂 13:00~





23日(土) しまなみ海道薪能 屋島 大山祇神社 17:45~





24日(日) 観世九皐会 若竹能 夕顔 矢来能楽堂 13:00~





27日(水) 下平克宏 演能の会 松風 高崎市文化会館 18:30~





28日(木) 梅若研能会 養老 セルリアンタワー能楽堂 17:00~





30日(土) 国立能楽堂企画公演 源氏供養 国立能楽堂 13:00~





31日(日) 文京区民能 土蜘 宝生能楽堂 13:00~







★ワキツレ

2016/7/22 下掛宝生流 能の会 事前講座


8月10日 下掛宝生流 能の会 に先立ちまして、7月22日に事前講座を行います。

ご希望の方は、上の用紙をプリントアウトして、FAXにてお申込みくださいませ。

どうぞ宜しくお願いいたします。

2016/06/13

2016/8/10 下掛宝生流 能の会 ~ワキがクセを舞う





約3年半ぶりの流儀の会です。

~ワキがクセを舞う~

能「紅葉狩」のクセは、普通はシテが舞うのですが、平維茂(たいらのこれもち)が鬼女にすすめられた酒を呑み、上機嫌で曲舞を自分が舞うという演出です。

流儀の仕舞(脇仕舞)は、6~7曲はあると思いますが、その中にも「紅葉狩」のクセがあります。

もう30年近く前に、世田谷区砧公園での芝能で、閑先生がクセを舞われたのを私は見ております。工藤氏、常好氏とともにワキツレで出ておりました。

今回欣哉先生が舞われます。
男が舞うわけですから、おそらくシテ方が舞うより力強い舞になるかと思います。




また「大蛇」の仕舞は通常1人で舞うのですが、今回はシテ方との相舞となります。
八岐大蛇と素戔嗚尊のリアルな対決シーンが見どころです。


梅若玄祥師の仕舞「遊行柳」クセの地謡を当流で謡い、ワキ方だけの連吟「鷺」、山本東次郎師他の狂言「月見座頭」など、見どころ多い内容となっております。


私は、仕舞「大蛇」の地謡と、能「紅葉狩」のワキツレに出演させていただきます。



お申し込みは、下掛宝生流ホームページ からお願いいたします。

http://shimohou.com




皆様のご高配をお待ち申し上げます。

2016/06/10

2016年6月の主な出演スケジュール


4日(土) 燦の会 高砂 喜多能楽堂 14:00~





5日(日) 金春会 花月 国立能楽堂 12:30~





6~8 文化庁巡回育成事業 羽衣 函館、弘前、八戸





9日(木) 鎌倉・能を知る会



Ⅱ部 源氏供養 鎌倉能舞台 14:00~





12日(日) 潤星会 隅田川 国立能楽堂 13:30~





15日(水) 第29回 としま能の会 小鍛冶 東京芸術劇場 18:45~





18日(土) 櫻詠会 歌占 矢来能楽堂 13:00~





19日(日) 能を知る会 東京公演 道成寺 国立能楽堂 14:30~





21日〈火) 国立能楽堂 学生能 小鍛冶 国立能楽堂 14:00~





23日(木) 国立能楽堂 学生能 小鍛冶 国立能楽堂 14:00~





24日(金) 国立能楽堂 外国人用 小鍛冶 国立能楽堂 19:00~





25日(土) 三人の会 養老 国立能楽堂 12:00~





円満井会 定例能 黒塚 矢来能楽堂 16:30頃





26日(日) 富山県宝生会 春日龍神 富山能楽堂 13;45~

2016/06/03

中啓 ② 青紅葉に鮎、竹の図 

私の出身高校である石川県立金沢泉丘高校の同学年関東在住の有志のグループに

「ランの会」があるのですが、そこにグループ内の友人の出身中学のつながりで、金沢二水高校出身の島田由子さんが参加されています。

島田さんは、二水高校から石川県立金沢美術工芸大学日本画科へ進まれ、今は主に襖絵を専門として活動されています。

二水→金沢美大は、私の姉と同じルート。姉は工芸デザインでしたが・・


一昨年にお知り合いになり、島田さんの絵を能の中啓にできないかと思い、3本分の絵(扇の表裏で計6枚)を描いていただき、本日中啓として出来上がりました。


島田さんは大変お忙しい中、私のわがままを快くお引き受けくださり、とても素敵な絵を描いてくださいました。

心より御礼申し上げます。



① 墨絵 竹の図





② 金銀彩 竹の図









③ 碧地 青紅葉に鮎







写真では実物の素晴らしさを十分にお伝えできないのが残念です。

さっそく舞台で使わせていただきます。

墨絵は着流しの僧、金銀彩は大口僧、鮎は男扇として、それぞれ役に応じて。


改めまして島田由子様に御礼申し上げます。