2013/05/28

2013/6/1 百万石薪能 「巻絹」


第32回 百万石薪能

平成25年6月1日(土) 金沢城公園 三の丸広場

開演 午後7時  雨天の時 石川県立能楽堂


今年も参加させていただきます。

子供能・狂言  6時半~7時

百万石薪能  7時~

火入れの儀
舞囃子「箙」 藪俊彦
仕舞「笠之段」 高橋憲正 「玉之段」 佐野玄宜
狂言「簸屑(ひくず)」 野村祐丞
能「巻絹」 シテ寺田成秀 シテツレ藪克徳 ワキ殿田謙吉
北陸地方もまもなく梅雨入りでしょうか。
今年の百万石行列の利家公は松村雄基、お松の方は大河内奈々子
晴天の下、盛大に行われることを祈念いたします。
入場無料ですので、皆様どうぞご観能下さいませ。

百万石まつりはこちらから http://100mangoku.net/



2013/05/27

2013/5/26 篁宝会「江口」



昨日は石川県金沢市在住の能楽師 藪俊彦師が御自分の古稀記念と銘打って催された 第60回 篁宝会
私は能「江口」のワキで出演させていただきました。
藪師は北陸の宝生流の能ファンならば知らない方はいらっしゃらないかと思いますが、地元で大変熱心に能楽の普及に努めていらっしゃいます。舞台の上では鬘物は言うに及ばず、魅力的な能を舞われる大先輩です。
私も子供の頃よりお世話になっておりますが、見た目は還暦を少し過ぎた感じにしかどう見ても見えず、お話ししても若々しいし、フットワークの軽い行動力には感心します。
誠におめでとうございます。
今後も益々お元気に活動される事を祈念いたします。
「江口」の解説等は、またの機会に書かせていただきますが、
今回のこの「江口」は、師のお祝いの会の中で、ちょっと特別なものでした。
金沢で長年能の道にいそしまれた河原悠娜(ゆうな・本名は幸子)氏の三回忌に、長女の木戸玲子さんがおシテ、長男の清氏が小鼓、悠娜氏のご主人の登喜治氏が地謡に出られました。
時間の都合上、ワキの道行等、おシテと関わらないところの省略はありましたが、1時間半を超える大曲です。
舞台上の演者は勿論、客席の皆様も、あの存在感の大きかった悠娜氏を懐かしんだ素敵な能となりました。
おシテの玲子さんは、私の姉の中学時代の同級生で、私も勿論覚えてはおりましたが、久しぶりにお目にかかってもすぐ分かるくらい少女時代の可憐さを今も持っておられる素敵な方でした。
あの難しい「江口」の詞章を一句も間違えず、足の運び、面使いも大変美しく華麗に舞われ、つくづく感心致しました。
申し合わせの時にも感じましたが、あの綺麗なお声、立ち居などは幸子さんかと錯覚するほどです。
特に前シテの場面でワキと掛け合いをしながら橋掛かりを歩み、「とめ参らせぬも理りならずや」と常座でワキに向くまでの歩みの確かさ。
プロでも難しい運びの配りを、迷う事なく堂々とこなされ、まさにお稽古のたまものです。
「江口」のキリのところで、地謡に出ておられたご主人の目からは涙がこぼれ出てこられたようで、度々お目を擦ってらっしゃる姿を拝見して、もらい泣きしそうでした。私も感じたくらいですから、ご主人には御嬢さんの姿が亡き奥様に見えたのでしょう。
ご長男の清氏は小鼓のプロとしても御活躍ですし、末の弟の進氏も
仕舞「田村」を舞われました。進氏は私の中学の1年先輩で、バスケ部の時には随分可愛がってもらいました。
進先輩! 仕舞かっこよかったですよ!
悠娜氏の葬儀には参列できませんでしたが、この「江口」のワキを勤めさせていただき、僅かながらもお手向けができた気がしております。
悠娜氏を再び普賢菩薩に高められたご家族の御繁栄を心からお祈り申し上げます。






2013/05/18

2013/5/17 河口湖ろうそく能 「巴」


昨日は山梨県富士河口湖町小立にある常在寺本堂にて
ろうそく能 「巴」 シテ角当直隆師のワキを勤めてまいりました。
 
本堂内の照明をやや落とし、蠟燭の灯りの中での演能をお楽しみいただく催しです。
 
今回で15回目だそうですが、私は3回目。
 
 
外は涼しいのに、中は満員のお客様の熱気でいっぱい。
写真でもお分かりのように、お客様が舞台のすぐ傍にいらっしゃるので、ワキ座に座っていても気の抜けない舞台でした。
 
 
近隣のお客様でしょうか。「去年は安達原の山伏をされた方ですよね」とお声をかけていただいたりして、毎年楽しみにされていらっしゃるのが分かります。
 
関係者の皆様、誠に有難うございました。
 




 


 



2013/05/16

河鍋暁斎 能・狂言画展


朝土曜日の華曄会「通盛」の申し合わせの後
日本橋の三井記念美術館へ。

河鍋暁斎の能・狂言画展
(かわなべ きょうさい)

 http://www.mitsui-museum.jp/index.html



皆様も是非ご覧になって下さいませ。
江戸時代後期に狩野派絵の修業をし、自ら狂言も習い、小さいながらも能舞台を持っていたと言われる暁斎。
今にも絵から役者が飛び出してきそうなほど、息使いまでも感じられる。
実際の能・狂言に忠実であり、繊細。その曲のBestの場面を大胆に描写された絵は、見事としか言いようがない。
役者自身じゃないと、ここまでは描ききれないでしょう。
妖怪や風刺画の絵師と認識されることが多いが、実は作域の広い絵師であることが分かる。
私などがあれこれ申し上げるより、とにかく見ていただきたいです。
能・狂言を観たことのない方も、この絵を見たら必ず能楽堂で実際の能楽を観てみたいと思われる筈です。



おっと観光特使の仕事もしなきゃ。
石川県金沢市の能楽美術館にも、一部が巡回するそうですよ。
お楽しみに!















2013/05/12

法力? 霊能者?



今日は観世能楽堂にて、高梨良一師主催の 桐の会で

「遊行柳(ゆぎょうやなぎ)」のワキでした。



先週からサクラ、フジ、カキツバタ、ヤナギ と
植物系の序ノ舞が続きました。

植物と言葉を交わすなんて能力を持ってるはずはない。

そんな修行を積んだ僧役が続くのは、正直辛いです(笑)



これでしばらく序ノ舞はないかなと手帳を見てみたら

あらら今度は人間系(美女?)のオン・パレード!


えっ 普賢菩薩も? 有難や~ 有難や~

 


2013/05/08

久々の中華街


連休明けはワキ方にとっては仕事明け(笑)
昨日は久々に中華街へ行きました。


これは西武池袋線練馬駅のホーム。
御覧のように池袋行き、有楽町線、副都心線東横線乗り入れの
元町中華街行きが来ます。
 
 
この元町・中華街行きは、練馬から渋谷までが快速急行で約20分。
渋谷からは特急になり、終点まではなんと所要時間1時間弱。ブラボー!
乗り換えもなくゆっくり座って行けるし、感激です。
 
 
以前のように渋谷から東横線に乗られる方には迷惑な事かもしれませんが、我々練馬区在住の者にとっては本当に有難いし
行動範囲がかなり広がりました。
 
お腹が空いていたので、真っ先に昼食。
 



このお粥は美味しかった!

食べ方を学習しました。
私は「牛スジ粥」を頼んだのですが、点心や少し辛いものを食べた時は、絶対
シンプルな「白粥」がおすすめ。
 
お酒を飲まない時は、最初からお粥を注文して、いっしょに何かを食べる。
これも有り!
 
 
食後は元町をゆっくり歩いて、山下公園の方へ。
 
夕方になり風が強くなって気温もかなり下がってきたので、
山下公園の中へ入るのは止めて、向かいのマリンタワーに上る事にしました。
 
横浜の能公演も数えきれないくらい来てるのに、
このマリンタワーはまだ上った事がないので、いい機会でした(笑)
 

下から見るとそれほどの高さではないように感じましたが、
上がるとかなりの高さを感じます。約90メートル。
横浜の全景を見ることができる。
うまく写真に撮れませんでしたが、夜景も見事でした。
料金は750円。少し高くないですか?




7時をまわり、またお腹が空いてきたので、中華街へ戻り
裏通りの小店 「北京」で夕食。
 
 
油淋鶏 最高!

店内で可愛い四つ足の小動物(笑)の歓迎もありましたが、安価で美味しい店でした。
 
本当に充実した休日を過ごす事ができ、家内も満足そうでした(笑)
同行してくれた I さん、有難うございました。

 
 
 
 
 
 
 
 

 
 

2013/05/05

2013/6/20 下平克宏演能の会~高崎「紅葉狩」


私も ワキ平維茂(たいらのこれもち)役で出演します。
とても解りやすく面白い演目です。

お申込み・お問い合わせは

演能の会事務局
オンライン申し込み www.ennou.jp