2013/02/25

2013/3/12  板橋薪能 「鵜飼」


画像をクリックするとあらすじが読めますよ


第26回 板橋薪能 「鵜飼」

平成25年3月12日(火) 
板橋区立文化会館大ホール 18時30分開演

東武東上線「大山駅」下車徒歩3分のホールです。
ホール内ですので実際に火を焚くわけにはいきませんが、電気を使って薪を焚いているような効果を出します。
お値段も安いですし、近郊の方で、能楽堂へ行くのも面倒だという方にもお奨めです。
能楽師自らが行う解説付きですので、初心者の方にも優しいですね。





2013/02/21

2013/3/3 能楽講座 ~鎌倉芸術館



画像をクリックすれば拡大画が見れます

2013年3月3日(日) 15:00開演

鎌倉芸術館
http://www.kamakura-arts.jp/
JR大船駅徒歩10分

能楽座が企画制作した能楽講座を、鎌倉芸術館が全3回シリーズで行なうものです。
前回が「囃子方」、今回が「ワキ方・狂言方」、次回は「シテ方・地謡」

今回は能楽の演技を担当する立方(たちかた)の中から、シテの相手役を務めるワキ方、能と一対の関係にある狂言を演じる狂言方を取り上げます。
ワキ、狂言それぞれ約45分を予定。進行をも務める講師として 観世銕之丞師、ワキは私がいたします。
銕之丞師と協力して、日頃あまり語られることの少ない、ワキ方の必要性をうまく説明できればと思っております。


狂言の方では、「盆山」の実演や体験コーナーもあります。
ひな祭りの日、どうぞお子様にも能楽を体験させてあげてくださいませ。









2013/02/20

2013年3月の主な出演スケジュール


3日(日) 初めてでも楽しめる 鎌倉芸術館 15:00~
能楽講座
9日(土) 名古屋片山能 一角仙人★ 名古屋能楽堂 14:00~
10日(日) 観世九皐会 隅田川 矢来能楽堂 13:00~
12日(火) 板橋薪能 鵜飼 板橋区立文化会館 18:30~
大ホール
16日(土) 五雲会 野守 宝生能楽堂 12:00~
17日(日) 下掛宝生流 能の会 檀風★ 国立能楽堂 14:00~
22日(金) 都立国際高校学生能 安達原 観世能楽堂 15:00~
23日(土) 東京観世会 国栖 観世能楽堂 13:00~
24日(日) 秀麗会 景清 国立能楽堂 13:00~
27日(水) さわってみよう 土蜘蛛 新潟りゅーとぴあ 13:00~
~能の世界 能楽堂
★ワキツレ

2013/02/13

檀風


2013年3月17日(日) 下掛宝生流 能の会 「檀風」

法政大学能楽研究所所長の山中玲子先生が、あらすじと解説を書いてくださってますので、ご紹介いたします。
当日ご覧いただけます方も是非お読み下さいませ。
 



檀風
 
鎌倉幕府を倒そうとして捕らえられた日野資朝(シテツレ)は、佐渡の本間三郎(ワキツレ)に預けられ処刑を待つ身である。
そこへ、子の梅若(子方)が帥の阿闍梨(ワキ)とともに、はるばるやって来て対面を願う。
折しも鎌倉からは「急ぎ処刑せよ」と命が下る。子の梅若に類が及ぶ
ことを恐れ、自分には子はいないと嘘をつく父資朝。
それでも父に一目会いたいと、刑場まで追っていって父に声をかけて
しまう梅若の一途さ。
哀れに思った本間は、梅若を無事に帰すと約束し、資朝はその言葉に安心して潔く死んでいく。
だが、幼い梅若にとって本間こそが父の敵。帥の阿闍梨の助力を得て、夜に紛れ本間を討ち果たす。
追っ手が迫り、島から出る舟には乗れず、危機一髪となる梅若と阿闍梨。だが、阿闍梨の祈祷によって出現した熊野権現が風を変え、舟を岸に呼び戻し、二人が乗り込むと再び風を吹かせて、舟を一気に若狭の浦へと送り届ける。



数多い登場人物のほとんどが脇方の役者であり、死刑の場面の描き方、装束を打たれた首と亡骸に見立てて丁寧に扱う秘事など、脇方の重い秘事になっています。
めったに上演されない稀曲ですが、親子の恩愛、敵討ち、力強い祈祷、主人公の危機を救う奇跡等々、見どころ満載。「井筒」のような
夢幻能とは違う、能のもう一つの魅力に触れてください。
(法政大学能楽研究所所長 山中玲子)






東京での当流の上演は、昭和48年以来、40年ぶりです。
 
「檀風」以外の演目を含め、人間国宝の先生方が5人出演されます。
 
当日の番組には、山中先生の別角度からの解説を載せさせていただきます。こちらも御期待ください。
 
皆様どうぞご高覧下さいませ。
 
 

2013/02/07

2013/2/5~7 文化庁派遣事業   大洲 徳島 宝塚

5日から3日間、公益財団法人 鎌倉能舞台の皆さんと文化庁派遣事業に行ってきました。

愛媛県 大洲市 → 徳島市 → 兵庫県宝塚市

移動距離充分のバス巡業です。

5日朝7:40発のANAで松山へ。空港からバスで約1時間の大洲市立平小学校。
曲は「安達原」
子供達は礼儀正しく元気いっぱいで、かえってこちらが元気をもらいます。

終演後またバスで徳島へ。約250kmの移動ですが、思ったよりかなり早く着きました。

夕食は参加者全員で 阿波豚しゃぶ♫



2日目は宿泊の阿波観光ホテルからバスで約30分の
徳島市立加茂名南(かもなみなみ)小学校。

いつも通りの体育館での演能です。
普通はステージの下に特設能舞台(かなり簡略的な舞台)を作ってお見せするのですが、この日は生徒さんやご父兄の方々の数が多かったので、ステージの上でやりました。



終演後またバスにて兵庫県宝塚市へ。
 
途中高速に乗る前に、皆で昼食。
なんと2年前に来た 徳島ラーメン「大孫(だいそん)」
徳島ラーメンは全体的にかなり甘めなのですか、ここはさほどでもなく美味しい。
しかし2回も来るとは思いませんでした(笑)
 


 
 
初めて鳴門大橋や明石大橋を渡りました。感動! 
乗車は約2時間。
宿は 宝塚ホテル。老舗って感じの素晴らしいホテルでした。
阪急宝塚南口駅前、宝塚大劇場の川向こうです。
 
夕食に是も皆で 串揚げ(といってもお刺身から鳥のタタキなど多品目のコース)をいただいた後、ちょっとコンビニへ寄ったら・・・
 
一目でわかるタカラジェンヌがコンビニに入ってお買いものをしていると、そこへ違うタカラジェンヌがまた一人。
先にいた方が「お疲れさまです!」 先輩はチラッと見て軽くうなずくだけ。
タカラジェンヌの掟を目の当たりにしました。怖い怖い!
 
 
 
3日目は朝8時半、ホテル出発。
約20分の 宝塚市立すみれガ丘小学校。
 
今日はワキが森 常太郎さん。私はワキツレでした。
随分年上のワキツレで皆にいろいろ言われましたし、常太郎さんもいやだったかもしれませんが、本人は新鮮で、決してワキの邪魔をせず、ワキツレらしく勤めたつもりですよ。
 
終演後、伊丹空港からANAで帰宅。
 
多少疲れましたが、充実した巡業でした。