2022/04/22

お散歩:犀川緑地

 有難いことにゆったりとした時間を過ごせる日々が続いているので、ここ3日ほど朝食前に散歩をしています。

場所は犀川の河川敷。芝生の上を歩くのは実に気持ちがいいですね。

僕が高校時代まで金沢で過ごしている間に、上菊橋の辺りはこんなに整備されていたのでしょうか。橋も一本増えている気がするし、何より犀川緑地は丁寧に整備されています。

桜並木、菖蒲などが群生している池、野鳥の囀り、実に楽しそうな遊具など、大人から子供まで楽しめるようになっています。

朝日に照らされた犀川の水面の清涼さ。身体が目覚めていきます。



今はもう葉桜ですが、来年はここでのソメイヨシノの満開を楽しみたいです。



藤棚の藤が咲いています。盛りはもうじきですね。



三日坊主にならないように早起きしないとね😜




2022/04/17

2022年7月の主な出演

5日~8日    金沢市中学生鑑賞能
           羽衣(宝)    石川県立能楽堂

9日(土)      観能の夕べ
           岩船(宝)   石川県立能楽堂  19:00~

10日(日)    演能の会・高崎
           葵上(観)   高崎芸術劇場   昼

12日~14日   金沢市中学生鑑賞能
           羽衣(宝)    石川県立能楽堂

30日(土)    藝大主催公演・和楽の美
           野宮(観)    藝大・奏楽堂

31日(日)    富山薪能
           乱(宝)     富山能楽堂
    
           

           


2022年6月の主な出演

1日(水)   東京囃子科協議会能

        碇潜(観)    国立能楽堂   18:30~

4日(土)   百万石薪能

        胡蝶(宝)    金沢城三の丸広場  夕方

5日(日)   金沢能楽会定例能

        鵜飼 (宝)    石川県立能楽堂  13:00~

        雲雀山☆(宝)  同上

15日(水)   日経能

        重衡(剛)    国立能楽堂   夜

17日(金)   国立能楽堂・定例公演

        梅枝(喜)    国立能楽堂   17:30~

19日(日)   能を知る会・東京公演

        屋島(観)    国立能楽堂   14:00~

30日(木)   国立能楽堂・特別公演

        羅生門 仕舞(下宝)地謡  シテ 宝生欣哉

                       国立能楽堂   18:00~


        ☆ ワキツレ 


2022/04/15

2022/4/13 女性能楽師による能楽公演事業

一昨日は金沢での舞台。

女性能楽師による能楽公演事業

  第5回 能における節供と花々 



私は能「高砂」のワキでした。女性以外の演者は、ワキ、アイ、大鼓だけ。東京では時々女流主催の公演はありますが、金沢ではこの公演の主催者で沢鏡会代表の松田若子師が始められたのが最初です。

今回の公演もシテの柏山師を始め、皆さん長年研鑽を積まれ、しっかりした技術をお持ちの方々ですから、見どころの多い催しだったと思います。

能の所作は男性の役はもちろん、女性の役を男性が演じたとしても美しく見えるように出来ているので、同じように女性がやると、そもそも無理が出て来るのかもしれません。しかしながら能装束や能面はジェンダーの区別なく、その曲に副った具象を表現できるので、たとえ高砂の翁の役を女性が演じたとしても問題はありません。但し謡の謡い方は、男性が謡う感じを真似すぎると、違和感で出てくるように私は感じます。これ以上のことは言いにくい所ではありますが、老人の役であっても女性本来のキーで謡った方がいいのではないかと私は思っています。逆に私たちワキ方は、女性相手の時は謡い方を変えています。


節供(せっく)。

最近は節句と書くのをよく見ます。本来の節供に統一していただきたいものです。

節供とは短く言えば、祝いを行う節日(せちにち)に、供御(ぐご・飲食物)を奉るのを例としている名称です。

特別な飲食物を供えて、神々や祖先の霊を祀り、それを人々も分け合って食べることによって、神霊と人々相互の間に見えない一体感を得ようとしたのでしょう。

供花としては、仏式の樒(しきみ)、神式の榊。仏に供える閼伽(あか)の水。もちろんお花も供えます。能の物語りの進行にも、欠かせないものです。

これら日本古来の習慣を思いながら、能をご覧いただくのも鑑賞の仕方の一つでしょう。


昨日の北國新聞に記事が載っておりました。ご後援誠にありがとうございます。能楽界の一員として感謝致します。

神主役が私です。






2022/04/04

夜桜能は雨天会場に

 本日の夜桜能は雨天のため、会場を新宿文化センターに移しての上演となりました。我々も当然靖国神社能楽殿で演りたかったし、お客様も夜桜の下での上演を楽しみにされていた事と思います。でも温かい会場でゆったりと能を楽しむのも悪くはありませんね。事実見に来てくれた高校の同級生達も、そう言っておりました。

舞台には桜の木が2本、ちゃんと設営されてました。

我々が幕から出る角度からの写真です。珍しいでしょ?









2022/04/01

金沢も開花❣

金沢も昨日開花宣言!いよいよ本格的な春の到来です。しかも今日から4月、早いですね~

私は明後日本番の金沢能楽会別会能が終えたら東京に戻りますので、金沢城の満開の桜を今年は拝めません。桜を愛で、春に酔うのはお預けかな。少し残念ですが月曜日の東京・靖国神社夜桜能、雰囲気を楽しみながら勤めます😀

金沢能楽会別会能の曲目は、能「高砂」「砧」狂言「止動方角」

私は宝生流宗家・宝生和英師の「高砂」を勤めますが、「砧」は金沢では上演機会の少ない名曲。「止動方角」も大曲です。是非ご覧くださいませ。