2013/12/29

平成25年 年の瀬 ~金沢


今年の年の瀬は家族が全員揃いました。

29日は先ず男三人で、近江町市場へ買い出し。
加能ガニ(ずわい、香箱)、鰤、たら(白子付き)、ナマコ、甘エビ等々。
年末だけの贅沢です。

昼食は市場内の寿司屋へ。

 
 
 
 
どれも美味でしたが、のど黒と能登牛の炙りが絶品!
 
ちょっと歩いて尾山神社に参詣。
 
 
 
 
帰宅後早速調理開始。
 
高3の次男がなんと魚を捌くのが得意なので、先ずは鰤から。
その包丁さばきには御婆ちゃんも感心しきりでした。
 
 
 
 
皆さん信じられないかもしれませんが、
次男一人で刺盛りの完成です。
凄い!
 
 
次男の奮戦中、長男は外で雪遊び。
「ピカチュウだるま」 ???
 
次男はカニを捌いた事はないらしく、御婆ちゃんに教わってます。
 
 
 
 
 
 
 
冬の日本海の恵みは素晴らしい!
子供たちも堪能してました。
 
 
おかげ様で今年一年無事に過ごす事ができました。
皆様の御健勝をお祈り申し上げます。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
 
どうぞ佳い年をお迎えくださいませ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2013/12/27

帰省

初めてiPhoneから投稿します。

今年の舞台も昨日の七拾七年会「国栖」にて終了。
次男と二人で家内が先に帰ってる金沢へ向かってます。
長男は明日です。

なんと生まれて初めて高速バスにての帰省です。
 

JRと西武が共同運行しているバス。
写真のように3列シートで、居心地は国際線エコノミー席よりははるかにマシです。
乗車時間は約7時間。でも到着後すぐに仕事するのは、絶対無理ですね。
ただゆっくり移動する時の手段としては選択肢に入れておいてもいいと思いました。
なんと言っても乗り場が、練馬区役所前だから近いし、値段も飛行機の半額。
正直これは助かります(笑)


長野から北は予想通り雪。今なんと上信越道を妙高高原ICで降ろされました。
金沢も勿論雪でしょうし、到着時間の遅れは必至ですね   泣

もう一眠りします。
 

2013/12/17

2013/12/26・27 七拾七年会「国栖」「高砂」






年内の舞台も残り少なくなって参りましたが、皆様にとっておきの公演をご紹介します。


七拾七年会 ~昭和五十二年生まれの男達~


精鋭の能楽師が12月26・27日にセルリアンタワー能楽堂に於いて
平日に働いている人たちでも見やすい、夜7時開演という時間帯で
演能会を催します。

私は勿論おじさん組(笑) 
26日の「国栖」のワキで出演させていただきます。


こんな素敵な企画もあります。

開演前の5時30分より能楽堂横の 「数寄屋 金田中」にて
お座敷での会食を戴き、そのまま座敷特別席にて観能出来
休憩時間には茶室にて、一椀とお菓子。

もう最高の贅沢ですね。
でもお値段は観能切符代込みで 2万円
これは破格です!

この「数寄屋」のみ、お食事と切符の手配は
渋谷・金田中 03-3476-3420 にて



地頭・一調に梅若玄祥、観世銕之丞両師 しっかり若手を支えます。


残席些少かもしれません。

お申し込みは 電子チケットぴあ tel 0570-02-9999  Pコード433-353
武田宗典HP  www.takedamunenori.com















2013/12/12

2014年1月の主な出演スケジュール

5日(日) 金沢能楽会定例能 春日龍神 石川県立能楽堂 13:00~
11日(土) 国立普及公演 野守 国立能楽堂 13:00~
12日(日) 九皐会 白鬚 矢来能楽堂 13:00~
13日(月) 銕仙会 邯鄲★ 宝生能楽堂 13:30~
15日(水) 芸大卒業演奏 猩々 藝大第四ホール 14:00~
18日(土) 府中能 府中の森芸術劇場
Ⅰ部 羽衣 ふるさとホール 10:00~
Ⅱ部 羽衣 14:00~
19日(日) 金春会 車僧 国立能楽堂 12:30~
20~24 文化庁派遣事業 土蜘蛛 福岡県
26日(日) 鷹の会 善知鳥 大濠公園能楽堂
30日(木) 国立企画公演 西行桜★ 国立能楽堂 13:00~
★はワキツレ
ウェブバージョンではブログ右に各能楽堂のバナーがあります

2013/12/11

2013/12/23 さくや会「隅田川」



12月も半ばになり、皆様も何かとお忙しい事と存じますが、12月後半の能公演の内、個人で催される会でお奨めのものをご紹介したいと思います。

津村聡子 独立二十周年記念会

第1回 さくや会

平成25年12月23日(祝)

於 セルリアンタワー能楽堂

開演 午後2時 (開場 午後1時30分)



津村聡子(さとこ)さんは芸大の3年後輩になります。
大変声に張りがあり、舞や型も男性顔負け(失礼)の力強さを持ち、
女流能楽師の中でも頭抜けた存在ではないかと思います。
独立20周年を記念して能「隅田川」を勤められます。
私もワキ船頭役で出演します。
追善になりがちな能ですが、お祝いの気持ちを込めて、しっかり勤めたいと思います。
200席ほどの能楽堂なので、残席がどれくらいあるのか分かりませんが、お問い合わせ、お申込みはこちらからどうぞ。


2013/12/02

ラストスパート!


12月に入りいよいよラストスパートですね。


私の12月の公演出演はすべて例会、別会、個人の演能会等
玄人能の13番。役者冥利に尽きます(笑)


昨日は観世会定期能にて観世御宗家の「野宮・合掌留」
上演時間はぴったり2時間。

なんと来週の宝生会月並能の「野宮」も。
観世会、宝生会両方の「野宮」を勤めさせていただけるなんて・・・


足が・・・(泣)



我が家には毎週可愛い女性がヤクルトを届けてくれます。
けっしてヤクルトオバサンではありませんよ(笑)


とにかく風邪をひかないように、ヤクルト飲んで頑張ります。


 

2013/11/27

平成26年度 お年玉くじ番号付き切手


来年度のお年玉くじ番号付き切手を購入しました。
可愛いですね。

年賀状のデザインも決まりました。
表面はこの切手を貼るようにデザインされています。

来年もアッと言わせる年賀状でお騒がせしたいと思います(笑)

どうぞお楽しみに!
 
 
 

2013/11/22

2013年12月の主な出演スケジュール

1日(日) 観世会 野宮 観世能楽堂 11:00~
4日(水) 国立定例公演 梅枝 国立能楽堂 13:00~
7日(土) 朋の会 観世能楽堂 13:00~
8日(日) 宝生会月並能 野宮 宝生能楽堂 12:00~
10日(火) 坂井同門会 胡蝶 観世能楽堂 16:00~
13日(金) 銕仙会 兼平 宝生能楽堂 18:00~
14日(土) 緑泉会 喜多能楽堂 13:00~
15日(日) 喜多流自主公演 皇帝 喜多能楽堂 12:00~
代々木果迢会別会 安宅 観世能楽堂 13:00~
18日(水) 研究会 玄象 観世能楽堂 17:30~
22日(日) ユネスコによる 道成寺★ 国立能楽堂 13:30~
無形文化遺産 能楽
23日(月) さくや会
津村聡子独立二十周年
隅田川 セルリアンタワー 14:00~
能楽堂
26日(木) 七拾七年会 国栖 セルリアンタワー 19:00~
能楽堂
★はワキツレ

2013/11/14

鎮扇 ② 「姨捨」 梅若万佐晴師


11月4日に催されました 
橘香会(二世梅若万三郎 二十三回忌追善)にて「姨捨(おばすて)」を勤められた梅若万佐晴師から頂戴した扇です。


表は月、裏は姨捨山でしょうか。

「我が心 慰めかねつ更科や 姨捨山に 照る月を見て」


老女は捨て置かれた我が身を思い返し、全ては夢のように儚い世の中だからこそ、花に愛で、月に馴染んで夜遊に興ずる。

人間の魂の孤独と、それでも生きるしなやかな強さ。
真如の月は、人の心をひと時癒し朝が来る。

この扇は、老女の心情が感じられます。








 

2013/11/13

鎮扇 ① 下掛宝生流 流儀扇 「東雲霞」


鎮扇(しずめおおぎ)は能の場合、立ち方(シテ・ワキ・間狂言)以外の地謡、後見、囃子方が使う扇です。
立ち方も素襖上下、狂言の裃上下を着た時は、この扇を持ちます。
 
 
上の写真は、下掛宝生流の流儀扇「東雲霞(しののめがすみ)」です。
我々は略して霞(かすみ)と呼んでおりますが。
 
シテ方各流もそれぞれ決まりの絵柄をお持ちですので、近々ご紹介したいと思います。

 
素襖上下以外の時は、中啓(ちゅうけい)という扇を使います。
中啓は役によってほとんど決められた絵柄の物を使うのですが、鎮扇は当日の主催者がお配り扇として、出演者に配り、演者は全員がその扇を使って舞台を勤めたりします。
絵柄は主催者が自由に決められるので、同じ柄のものが出回る事はまずありません。
 
 
とても素敵な柄の扇が多くございますので、これから皆様にもご紹介していきたいと思います。
 
まず今回は流儀扇から。
 
 
 
 
 
 
鎮扇にも2種類あり、長い方を大扇(だいおおぎ)と言い、仕舞、地謡などに使います。
短い方は素謡扇(すうたいおおぎ)と言います。
舞台の素謡では大扇を使うのですが・・・
 
囃子方は素謡扇以外は使いません。乱能以外は(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2013/11/09

嶂の会「実盛」申し合わせ ⇒無鄰菴

 
 

昨日は久々に朝1の「のぞみ」に乗り京都へ。
日曜日に催される 嶂(みね)の会「実盛」の申し合わせ。
 
 
終了後帰りの新幹線の時間まで、京都観世会館の近くをお散歩。


観世会館前の仁王門通りを右へ300メートルほど行ったところに、国の「名勝」に指定されている無鄰菴(むりんあん)があり拝見。
 
無鄰菴。難しい字ですね~
 
ここは明治・大正の元老山県有朋の別邸、小川治兵衛の作庭だそうです。
京都には寺社だけでなく、本当に多くの名所旧跡がありますね。
少しずつ訪れてまいりたいと思います。


市内の本格的な紅葉はもうあと何日という感じでしたが、京都の紅葉をプチ体験できました。