2012/10/14

2012/10/13 鵜澤久の会 「当麻」


昨日は宝生能楽堂にて、鵜澤久(ひさ)の会 「当麻(たえま)」を勤めてきました。

所要時間 2時間20分 お客様にも演者にもきつかったかもしれません。

「二段返(にだんがえし)」という小書(こがき・特別演出)付き。
これは後シテの登場の出端(では)という囃子事が長くなり(秘事が多い)、一番の聞かせ所で、揚げ幕を半分上げ、シテが床几に座り、経文を持つ姿を見せる、という演出です。

正面のお客様は勿論お気付きでしょうが、私がワキ座から見ておりますと、ワキ正面のお客様は気が付かなかった方がいらっしゃったような気がします。
もちろん私が教えてさしあげるわけにもいきませんし・・・




この「二段返」の小書、通のお客様には喜ばれるでしょうし、確かにおシテをなさる方は、どうせ当麻をやるなら二段返付きでと思われるのでしょう。ましてこの会は個人の会ですので、この小書が付くのは納得がいきます。

でも最近少し出過ぎてませんでしょうか?





しかしこの日のおシテは、あまり崇高になり過ぎず、可愛らしさも垣間見れる、お姿だったように思いました。


この日の後場の演出は、観世流のほぼ定型でした。
シテ(中将姫の精魂)が経文を読みながら、称讃浄土経の功徳を説き、その経文を諸国行脚の僧(実は一遍上人であろう)に授けるという形です。

他流には、ワキが経文を読んだり、始めからワキが経文を持っていたり、いろいろなやり方がありますが、私はまずシテが経文を読み、それをワキに授けるのが本来ではないかと思います。

その方がワキも気が楽ですし・・・  いやいや冗談です(笑)




とにかくこの能繁期に、2時間20分は堪えました。

今日は観世九皐会にて「浮舟」から、宝生会へ廻り、「鉄輪」でした。
「浮舟」も通常よりは10分は長くかかったようです。

睡眠不足に気を付けて、この秋を乗り切ります。
と言っても、まだまだ長いなあ~

でもあっという間に年の瀬になるんだろうなあ~



 

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