昨日石川県立能楽堂でも金沢能楽会4月定例能の後、安江町別院通りにある
「花のアトリエ こすもす」にて催された
池田千鶴子さんのグランドハープの演奏会と工藤和彦さんのうつわ展に行ってきました。
桜や春の花でとても素敵に飾られた店内に、グランドハープが鎮座ましましています。
見事に調和し、違和感などまるでなし。
柔和な花の香りが充ち満ちて、なんとも気持ちが良い。
演奏会の開演。
池田千鶴子さんの爪弾くハープの音色と余韻に感動。
日常に追われる我が身に染み入り、身体の中の悪いものが溶けだしていく。
聴衆の我々だけでなく、店内に飾られた花たちも聴き入っているのか、演奏が進むにつれて
、芳醇な香りを放ち、花びらが開いていく気がします。
ハープの生音はなんと素晴らしいのでしょう!
現代の喧騒の中で、時間に追われながら日々生活してしまっている自分を顧みる、とてもよい機会ともなりました。
池田千鶴子さんは、全国でリサイタルを行う傍ら、国連NGOの委員として世界中を巡り、癒しのコミュニケーションを展開、様々な境遇にいる方々の心のケアをなさっています。
美しい心の演奏家が奏でる音楽は、人間だけでなく、地球上の万物が共鳴するんですね。
演奏会開演前に、3階で行われている 工藤和彦氏の うつわ展を拝見。
工藤氏は現在は旭川市の拠点に活動される陶芸作家。
「黄粉引」という技法を完成させ、全国で個展を開催。
花器を始め、どれも素晴らしい器ばかりだが、一番目に留まった「片口」を求めた。
呑兵衛の私には、これで日本酒を呑むことしか、頭に浮かびません。
角島さんに笑われてしまいました。
最後に20日ほど前に「こすもす」を初めて訪れた時の写真を添付します。
角島さんはフラワーアーチストらしく温和で素敵な雰囲気をもつ方です。
0 件のコメント:
コメントを投稿