昨日は九皐会五月定例会の杜若を勤めてまいりました。
能の中に出てくる植物、特に花は数多くあります。
春は梅、桜、藤、杜若という順序でしょうか。
「杜若」は、杜若の精が在原業平が詠んだ歌によって、草木である我が身までも成仏できたという曲です。
シテの装束もどこかに杜若の形がわかる装束を使い、舞も優雅に序の舞を舞います。
上演回数も多く、私も好きな曲の一つです。
矢来能楽堂は特に女を題材とした曲が気持ちがいいですね。舞台と客席が一体となって舞台を作る。それにぴったりの能楽堂です。
故郷金沢の兼六園の杜若もそろそろでしょう。今年は見れる機会があるでしょうか。
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