7月27日(金) 22:15~22:58
NHK Eテレ
「芸能百花繚乱」にて 能の魅力 が放映されます。詳しくはこちらから↓
http://www.nhk.or.jp/koten/japanese_art/02/
能「熊野」の部分で私も映っています。
この番組、実はよく見ます。能楽師は能・狂言のことは解っても、文楽などの他の芸能は素人同然。わかりやすくて勉強になります。
南野陽子さんに能装束の着付けをするそうです。
また同日同局 22:00~22:15の 「花鳥風月堂」では、歌舞伎「船弁慶」が放映されます。
「船弁慶」での能と歌舞伎の違いを比べる場面で、私が映っているかもしれません。
探してみてください。
この番組は毎回檀れいさんの着物姿が素敵です。
2012/07/23
2012/07/14
お盆に想う
金沢のお盆は七月十五日です。今夜の観能の夕べの前に、お墓参りに行ってきました。
さて五十を過ぎて、少々、心身の衰えを感じるようになりました。老眼で手元の細かい字は読みずらくなり、二階にあるものを取りに行こうとしている途中違う事を考えると、何を取りに来たのか忘れてしまいます。ランニングをしても足がもつれて、自分が思うようには身体が動かない。これが老いなのかと気付かされます。
「生老病死」は、いわゆる「四苦八苦」の四苦にあたるものです。仏教でいう苦は肉体的な苦痛も含みますが、広く自分の思い通りにならないことを「苦」と考えます。
誰でも分かっていることですが、病気になりたくないと思っても病魔に襲われますし、死にたくないと思っても必ず死は訪れるものです。老いや病を避けたい、その先の死を先延ばしにしたい。昨今の健康ブームは、私たちの「病死苦」への恐れのあらわれでしょうか。
「生」の苦。母親の胎内から生まれ出るときに体験する苦しみを言います。ほとんどの人はそのことを憶えていませんね。
この世に生まれたから、その後の思い通りにならない老病死の苦しみが始まった。生こそ苦の根源だとも言えるかもしれません。たとえ思い通りにならなくても、それらが避けられないものであれば、その苦と共に今の自分がある、形作っていると悟るべきでしょう。
お盆は正式には、「盂蘭盆(うらぼん)」といい、「盂蘭盆経」というお経に由来しているそうです。
お釈迦様は、「雨季の間の修行が終わる七月十五日に、食事や果物を並べ、お香や灯明で飾って、仏法僧の三宝に供養を行えば、その功徳によって、七世の父母も現在の父母も、みな苦しみから救われるであろう」とお説きになられています。
「七世の父母」とは、前世や、その前の世にも「生老病死」という苦を繰り返すなかにあって、苦を共にしながら、常に自分を大切に育んでくれた父母がいたということですね。
今の世だけではない、過去世にまで、父母への感謝の思いを広げて、これからはお盆を迎えたいと思います。
さて五十を過ぎて、少々、心身の衰えを感じるようになりました。老眼で手元の細かい字は読みずらくなり、二階にあるものを取りに行こうとしている途中違う事を考えると、何を取りに来たのか忘れてしまいます。ランニングをしても足がもつれて、自分が思うようには身体が動かない。これが老いなのかと気付かされます。
「生老病死」は、いわゆる「四苦八苦」の四苦にあたるものです。仏教でいう苦は肉体的な苦痛も含みますが、広く自分の思い通りにならないことを「苦」と考えます。
誰でも分かっていることですが、病気になりたくないと思っても病魔に襲われますし、死にたくないと思っても必ず死は訪れるものです。老いや病を避けたい、その先の死を先延ばしにしたい。昨今の健康ブームは、私たちの「病死苦」への恐れのあらわれでしょうか。
「生」の苦。母親の胎内から生まれ出るときに体験する苦しみを言います。ほとんどの人はそのことを憶えていませんね。
この世に生まれたから、その後の思い通りにならない老病死の苦しみが始まった。生こそ苦の根源だとも言えるかもしれません。たとえ思い通りにならなくても、それらが避けられないものであれば、その苦と共に今の自分がある、形作っていると悟るべきでしょう。
お盆は正式には、「盂蘭盆(うらぼん)」といい、「盂蘭盆経」というお経に由来しているそうです。
お釈迦様は、「雨季の間の修行が終わる七月十五日に、食事や果物を並べ、お香や灯明で飾って、仏法僧の三宝に供養を行えば、その功徳によって、七世の父母も現在の父母も、みな苦しみから救われるであろう」とお説きになられています。
「七世の父母」とは、前世や、その前の世にも「生老病死」という苦を繰り返すなかにあって、苦を共にしながら、常に自分を大切に育んでくれた父母がいたということですね。
今の世だけではない、過去世にまで、父母への感謝の思いを広げて、これからはお盆を迎えたいと思います。
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金沢市寺町 長久寺 |
2012/07/10
2012年8月の主な出演スケジュール
1日(水) | MOA美術館薪能 | 田村 | MOA美術館 | 18:00~ |
舎利 | ||||
4日(土) | 国立企画公演 | 土蜘蛛 | 国立能楽堂 | 13:00~ |
「夏休み親子で楽しむ」 | ||||
5日(日) | 観世会 | 安達原 | 観世能楽堂 | 11:00~ |
7日(火) | 東京大薪能 | 玉井 | 都庁舎・都民広場 | 18:00~ |
羽衣 | ||||
8日(水) | 松本城薪能 | 吉野静 | 松本城本丸庭園 | 17:30~ |
鉄輪 | ||||
9日(木) | 荒磯能 | 玉鬘 | 観世能楽堂 | 18:00~ |
11日(土) | 華曄会 | 楊貴妃 | 観世能楽堂 | 13:30~ |
15日(水) | 相模薪能 | 三輪 | 寒川神社境内 | 17:00~ |
小鍛冶 | ||||
24日(金) | 国立企画公演 | 鵜飼 ★ | 国立能楽堂 | 19:00~ |
「働く貴方に贈る」 | ||||
25日(土) | 観能の夕べ | 花月 | 石川県立能楽堂 | 18:30~ |
26日(日) | 京都観世会 | 盛久 ★ | 京都観世会館 | 10:30~ |
★はワキツレ | ||||

2012/07/07
佐藤達哉SEXTET
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Designed By S/WORKS |
昨夜は近所春日町のCafe & Jazz Bar LADY DAYのLIVEに行ってきました。
佐藤達哉 SEXTET
佐藤達哉(ts) 岡崎好朗(tp) 大山日出男(as) 井上祐一(p)
早川哲也(b) 安藤正則(ds)
「俺が吹けば 気温3℃上昇」
まさにコピーの通り、非常に熱いLIVEでした。
私はこのLIVEの前に佐藤達哉さんにお会いできたら、Average White Band の「Pick Up The Pieces」をダメ元でリクエストしようと思っていたのですが、お会い出来ず、次回に期待をしておりましたが、なんと「この曲が天から降ってきたので、やってみます」と言って演奏してくれたのです。こんなことがあるんですね。信じてもらえないかもしれませんが、本当の話です。その時の感動は言葉では言い表せません。もちろん演奏も最高で、拍手も一段と大きかったです。
佐藤達哉さんはもちろん日本を代表するテナー・サックス。練馬の田舎では普通は見られないのでしょうが、実は達哉さんも春日町辺りに住んでらっしゃるので、地元を応援するために、年に数回 Lady Dayのライブに出演されています。
華麗なテクニックとコルトレーンのようなハードブロー、メロディアスなバラード。LIVEを体験するたび感動します。
今回ご紹介したいのは、asの大山日出男さんです。
達哉さんと大山さんは、それぞれ原信夫と♯&♭のリードプレーヤー。
ずっと昔から共演されているので、息はピッタリ。ソロでも大活躍。お二人の会話からも、お互いを信頼されているのがよく解ります。
大山さんは東京藝大音楽学部のas科を卒業されていますので、私の先輩。お歳は僕の3つ上ですので、藝大内で、すれ違ってるかもしれませんね。
アメリカへ武者修行に行かれてジャズ・プレーヤーとしての腕を磨かれ、現在では押しも押されぬ日本のトップ・アルト・サックス・プレーヤーです。
驚くことに大山さんは、ご友人(大山FAN?)にお能がお好きな方がいらっしゃって、大山さんも能を何回かご覧になってるそうで、おかげさまでずい分親しく会話をさせていただきました。
とにかくお人柄が素晴らしい!
意外と思われるかもしれませんが、能楽師とジャズ・プレーヤーには、共通するところがいっぱいあるようです。
自分の表現の仕方、周りとのバランス、自分を高めるための方向性など、驚くほど同じなのです。追い込み、見つめ直す事の大切さ。
ワキ方は縁の下の力持ち、SAXも吹き過ぎは禁物。
本当に勉強になることばかりでした。
大山さん、ありがとうございました。
最後に大山日出男さんのHPを紹介させていただきます。
http://www.h4.dion.ne.jp/~jazzsax/
またどこかで大山さんのライブを是非聞きたいです。
NO MUSIC, NO LIFE.
2012/07/05
2012/7/24 下平克宏演能の会 高崎公演
高崎市文化会館大ホール
午後6時20分開演 (5時開場)
公演に先立ち、6時より解説あり
入場料(全席指定)
A席 5000円 B席 3000円
学生割引あり
詳細は 演能の会 HP
http://www.ennou.jp/
高崎市出身の観世流シテ方 下平克宏氏の地元での演能会です。
能「鞍馬天狗」は天狗物の人気曲です。
天狗は想像上の存在ですが、鞍馬山の大天狗は、天狗の頭領で牛若丸に兵法を伝授します。
北関東の能楽ファンにお奨めいたします。
2012/07/03
2012/9/2 宝生紫雪 百五十回忌 追善能
宝生紫雪 百五十回忌 追善能
平成24年9月2日(日)
{一部} 11時開演(10時開場)
{二部} 15時開演(14時開場)
石川県立能楽堂
料金 A 10000円 B 8000円 C 7000円
学生 4000円
金沢能楽会公式ホームページ
http://www.kanazawanohgakukai.jp/betukai2012_0701a.html
二部のA,Bゾーンはすでに完売だそうです。
一部および二部のCゾーンの販売をしております。
両部とも売り切れ必至ですので、観能ご希望の方はお早めに、HPよりご予約下さい。
私は二部の「道成寺」のワキを勤めさせていただきます。
先日も申し上げましたが、当日我が家に伝わっております紫雪師画の掛け軸を展示しておりますので、合わせて御覧下さいませ。
2012/07/02
平成24年度 観能の夕べ ~金沢
今年も いしかわの能楽鑑賞事業実行委員会が主催する「観能の夕べ」が始まりました。

毎週土曜日開催
18:30開演(17:30開場)
会場 石川県立能楽堂 金沢市石引4-18-3
076-264-2598
満席の場合、ご入場いただけない場合がございます
会場に駐車場はございません
入場料 各公演 1,000円
特別公演 3,000円
チケットのお求め
石川県立能楽堂
石川県立音楽堂チケットボックス(076-232-8632)
香林坊大和プレイガイド(076-220-1332)
特別公演以外は高校生以下無料
各回 解説付き
私は「忠信」と「花月」に出演致します。
大変お手頃な値段にて、能、狂言が観れる、お得な公演です。
時間の制限がありますので、曲によっては多少の省略があります事、どうかお許し下さいませ。
外国人の観光客も大勢お越しです。
どうぞ納涼をかねて、能楽の世界をお楽しみ下さい。

毎週土曜日開催
18:30開演(17:30開場)
会場 石川県立能楽堂 金沢市石引4-18-3
076-264-2598
満席の場合、ご入場いただけない場合がございます
会場に駐車場はございません
入場料 各公演 1,000円
特別公演 3,000円
チケットのお求め
石川県立能楽堂
石川県立音楽堂チケットボックス(076-232-8632)
香林坊大和プレイガイド(076-220-1332)
特別公演以外は高校生以下無料
各回 解説付き
舞囃子 | 狂言 | 能 | |
6月30日 | 梟山伏(ふくろうやまぶし) | 松虫(まつむし) | |
7月7日 | 茶壷(ちゃつぼ) | 八島(やしま) | |
7月14日 | 三輪(みわ) | 咲華(さっか) | 忠信(ただのぶ) |
(特別公演) | |||
7月21日 | 清水(しみず) | 杜若(かきつばた) | |
7月28日 | 柑子(こうじ) | 百萬(ひゃくまん) | |
8月4日 | 柿山伏(かきやまぶし) | 枕慈童(まくらじどう) | |
8月11日 | 蚊相撲(かずもう) | 蝉丸(せみまる) | |
8月18日 | 腹不立(はらたてず) | 清経(きよつね) | |
8月25日 | 仏師(ぶっし) | 花月(かげつ) |
私は「忠信」と「花月」に出演致します。
大変お手頃な値段にて、能、狂言が観れる、お得な公演です。
時間の制限がありますので、曲によっては多少の省略があります事、どうかお許し下さいませ。
外国人の観光客も大勢お越しです。
どうぞ納涼をかねて、能楽の世界をお楽しみ下さい。
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