2024/12/23

年内最後の舞台 北國宝生能 玉井(たまのい) 宝生流

 



世間はまさに師走。年内の仕事の多く残っているのでしょう。金沢市内の町中の車の数も多く感じます。
私は年内の仕事は今日の舞台が最後でした。体調がイマイチでしたが、なんとか終曲まで頑張りました😅

この玉井という曲は、宝生宗家和英師によって約300年ぶりに復曲された曲ですが、観世流、喜多流などでは現行曲で、私も過去2回勤めたことがあります。

今回の宝生流の復曲の演出は、どっしりした進行はいかにも宝生流らしく、しかも分かりやすい動きがあったりで、現宗家がよく考えられた結果が出た舞台だと感じます。

2週前の申し合わせを失礼していた私は、当日朝の後半部分の申し合わせで、シテやシテツレがどのように動くのか確かめ、なるほどうんうんとうなずきながら勤めていました😄


この会の主催は北國新聞社。さすがに翌日の朝刊に大きく取り上げていただきました。



海彦山彦の伝説を扱った曲。とても分かりやすく楽しめる曲ですが、当日のお客様の入りがやや少なったのは残念でした。




今年もいろんな事がありました。

特に元日の能登半島の地震に始まり、災害も多く、特に能登半島にお住まいの皆様の一日も早い復興を願いつつ、また皆様には来年も平穏な日々をお過ごしになれますよう、心からお祈り申し上げます。

来年の何卒よろしくお願い申し上げます。