2012/03/11

あれから一年

今日は3月11日。
東日本大震災から一年。
我々日本人は、この辛い記憶を忘れることはできません。

私は宝生会月並能「高砂」。
犠牲になられた方への鎮魂になる曲ではないかもしれませんが、国土安穏、寿福千年を祈りながら、心を込めて勤めてまいりました。
2時46分は二番目の能「熊野(ゆや)」の間でしたが、楽屋で黙とうを捧げさせていただきました。

会としては演目の構成の都合上、2:46に黙とうを捧げることはできませんでしたが、最後の能「鞍馬天狗」終了後、お地謡だけが舞台に残り、「融(とおる)」の謡を捧げました。

復興はまだ始まったばかりです。我々能楽師も支援能を始め、あらゆる形でこれからもお手伝いをしてまいりたいと思います。

一日も早い復興に向けて、助け合いが大事です。
今一度日本人の団結力を結集しましょう。

5 件のコメント:

  1. ホンチです。

    粟屋明夫師のぺージからこのブログを知りました。
    続けていくのは大変だと思いますが、
    気楽につづってください。
    楽しみにしています。

    能を見る機会も少なく、
    謡の内容もよくわからず、
    悪戦苦闘しますが、
    少し、私なりの楽しみ方がわかるようになってきました。

    大震災の復興については、
    これからの一年が正念場だと思いますが、
    政治の混迷は目も当てられない現状です。
    国にお金がないことは事実ですので、
    そこから復興の道筋を決めていかなくてはならないのですが…
    私の仕事との関係では、
    森林の除染が非常に重い課題です。

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    1. ホンチくん ありがとうございます。

      ブログ時々覗いてくれると嬉しいです。
      能に関しては、私の解る範囲でお答えさせていただきます。

      本当に政治の混迷は困ったものですね。
      農林水産省も大変でしょうが、頑張って下さい。

      今こそ超党派で物事を迅速に解決していただきたいですね。
      選挙なんてやってる場合じゃないですよ!

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    2. ホンチくん 粟谷さんの字が違ってるので、申し訳ありませんが指摘させて下さい。
      粟谷明生です。

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    3. ごめんなさい。
      粟谷明夫さんですね。
      たいへん失礼しました。

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    4. 何度もすみません。
      粟谷明生さんでした。

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