2022/03/21

金沢能楽美術館2022年度企画展 能楽四季・春夏編


 


金沢能楽美術館 2022年度企画展

 ー能楽・四季ー

   FOUR SEASONS

         春・夏 編

       3月19日(土)~8月31日(水)

       前期 3月19日~6月5日  後期 6月17日~8月31日


能楽では上演曲の季節や題材としての季節感を表した、能面や能装束が使われます。能装束の華麗な美意識や技術をご覧くださいませ。


チラシの装束は、紫地の霞模様の中に金箔が散りばめられ、藤などの春草が刺繍されています。能「藤」は、都の僧が加賀の国より善光寺参詣の途中、越中の国氷見の辺りで藤の精と出会うお話。まさに加賀宝生の曲ですね。先日の京観世との競演の会でも、加賀宝生からの出し物は「藤」。私は観世流の「清経」に出演しましたので、「藤」には出ていませんが、北陸では本当に上演回数が多い曲です。

他にも色々な名品が展示されていると思います。勿論私も拝見します。

皆様もお楽しみくださいませ。





2022年5月の主な出演

1日(日)   金沢能楽会定例能

        須磨源氏  石川県立能楽堂     13:00~

7日(土)   緑泉会

        忠度   喜多能楽堂  13:00~

8日(日)   観世九皐会

        杜若   矢来能楽堂  12:50~

20日(金)   国立能楽堂・定例公演

        須磨源氏  国立能楽堂  17:30~

21日(土)   東京金剛会

        葵上   国立能楽堂  13:30~

28日(土)   荒磯GINZA能・特別公演

        杜若   観世能楽堂  13:00~

29日(日)  はじめての矢来能楽堂・能「土蜘蛛」をみる!

        土蜘蛛☆  矢来能楽堂  14:00~


        ☆ワキツレ


2022/03/10

殺生石が割れた❕

先日SNSなどで、「那須野の殺生石が割れた」という発信を見かけました。

写真を拝借して掲載させていただきます。


 


確かに割れてますね。割れる前の写真では、ひびが入っているのがはっきり分かります。


能「殺生石」のあらすじ

曹洞宗の高僧である玄翁(ワキ)が那須野を通りかかると、ある巨石の上で空飛ぶ鳥が落ちてしまうのを目撃する。そこへ里の女(前シテ)が現れ、その石は殺生石といって、近づく者の命を奪うのだと言い、いにしえ女官に化けて帝を悩ませた玉藻前(たまものまえ)という妖怪の執心が凝り固まったものだと教える。女は実は自分こそその執心だと言うと、石の陰に姿を消す。玄翁が殺生石に引導を授けると、石は二つに割れて中から狐の姿をした妖怪(後シテ)が姿をあらわし、朝廷の追討を受けて命を落とした過去を物語り、玄翁の弔いに回心したことを告げ、消え去っていく。


たとえ妖怪が出現して悪さを働いたとしても、「殺生石」は人気曲ですので、全国で上演される度にワキ玄翁が弔ってくれるでしょう。


能「殺生石」の映像(短縮版)を、石川県能楽文化協会のHP内のWEBシアターでご覧いただけますよ。私が玄翁をやっております。是非!




2022/03/01

2022年4月の主な出演

3日(日)   金沢能楽会・別会能

          高砂      石川県立能楽堂   13:00~

4日(月)   夜桜能

          羽衣      靖国神社能楽堂    19:00~

10日(日)   月浪能・特別公演

         朝長      宝生能楽堂     13:00~

14日(水)   女性能楽師による節供と花々(沢鏡会)

         高砂      石川県立能楽堂   13:00~