私、今週の土曜日(17日)に、観世能楽堂にて催されます「坂口貴信の会」の能「善知鳥」に出演させていただきます。
この公演に因んで、平成29年10月31日に『善知鳥神社』を参拝した時の写真をご紹介したいと思います。
能「善知鳥」あらすじ
旅の僧(ワキ)が陸奥国外ノ浜への途上、立山地獄を訪れると、一人の老人(前シテ)が現れる。老人は、自らを外ノ浜の猟師の亡霊と名乗り、妻子への伝言を僧に頼むと、証拠として衣の片袖を託し、姿を消してしまった。
外ノ浜に到った僧は、猟師の妻子(ツレ・子方)を訪ね、形見の片袖を渡す。猟師の伝言に従い、蓑笠を手向けて彼を供養する一同。
するとそこへ、猟師の亡霊が現れた。罪障ゆえに我が子へ触れることの叶わない猟師。彼は悔恨の念を述べて生前の罪を告白するが、そうするうちに殺生への愉悦が心中に蘇り、猟を再現しはじめた。
生前の業の報いにより、死後、今度は自分が怪鳥に捕らわれる側となって苦患を受けていた。そう明かすと、彼は救いを求めつつ、再び消えてゆくのだった。
第十回 坂口貴信の会
お申し込み・お問い合わせ
・観世能楽堂 TEL 03-6274-6579(10時~17時)
・観世ネット www.kanze.net
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