2013/04/02

The Rolling Stones 「One More Shot」

昨年12月16日(日)にWOWOWで放映された
「The Rolling Stones 50周年記念ライヴ One More Shot」
 
もう旬は過ぎた感はありますが、休日に久々に観て、ちょっと書いておきたくなりました。
長文になるかも・・・ 
 
 
 
結成「50周年」という大きな区切りの年を迎えたザ・ローリング・ストーンズ。写真集の全世界同時発売、スペシャル・イベントの開催、各種限定商品の発売を経て、11月には、50年の全キャリアからセレクトされた究極のベスト・アルバム『GRRR!~グレイテスト・ヒッツ 1962-2012』をリリース。7年ぶりとなる新曲「ドゥーム・アンド・グルーム」「ワン・モア・ショット」をはじめ、「サティスファクション」「黒くぬれ!」「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「ブラウン・シュガー」「悲しみのアンジー」「ミス・ユー」「スタート・ミー・アップ」などロック史にその名を刻む名曲の数々が余すところなく収録されたこのアルバムの発表と時を同じくして、1965年のツアーを追った最初の公式フィルム『チャーリー・イズ・マイ・ダーリン』、50周年記念公式ドキュメンタリー『クロスファイアー・ハリケーン』という映像作品も発売。まさに「50年」の歴史を感じさせる動きとなっているが、その締めくくりとも言えるビッグ・イベントが「50周年記念コンサート」。全公演のチケットはものの数分で完売したという。WOWOWでは、世界規模でスポーツ・エンターテイメントを展開するWWEとのパートナーシップ、そしてデインティ・グループ、エンデモル社との協力のもと11月25日・29日(@ロンドン・O2アリーナ)、12月13日・15日(ニュージャージー州ニューアーク・プルデンシャル・センター)の4日のみ行われる、この超プレミアム・ライブから、最終日にあたる12月15日(日本時間12月16日)のプルデンシャル・センター公演を日本独占生放送します。
~以上WOWOW
 
 
曲順に書いていきます。
 
OPENNING
   
      ベストCD「GRRR!」の宣伝を兼ねた演出でしょう。
  真っ黒のTシャツにスパッツをはいた男女が、ドラムスティックを持ち
  リズムに合わせて登場し、パフォーマンスする。
  コメントは止めておきましょう(笑)
 
① Get Off Of My Cloud  (LP「December's Children」 1965)
 
  まずシンプルなBand編成に驚く。現在のメンバー4人に、BassのDarryl Jones
  KeyのChuck Leavell。この人は元Allman Brothersで、とてもファンキーでリズミカルな
  ピアノを弾く。70年代からの大ファンです。
  60を超えたメンバー。とっても若々しくて感激!
  邦題は「一人ぼっちの世界」ですが、「俺にかまうな!」って感じですかね。
 
② The Last Time (LP「Out Of Our Heads」 1965)
 
  米では確かSatisfactionの前にシングルとなった曲です。
  序盤はOld Stonesってところ。Woodのギターが冴えてます。
 
③ It's Only Rock'n Roll (But I Like It) (LP「同」 1974)
 
  この辺りから徐々に乗ってくる。中学時代によく聴いた曲なので、想い入れがあります。
  バックコーラスの二人(Bernard Fowler、Lisa Fischer)の声はするけど、まだステージ
  には出てきてません。これもシンプルな編成を強調するための演出でしょう。
 
ここでMickが会場の皆にTVで放映していることを言い、生放送を観ている各国の視聴者に挨拶。
 
④ Paint It,Black (LP「Aftermath」 1966)
 
  メンバーはこの曲に誇りをもってる気がしますね。
  前曲に引き続き、イントロはKeithがフロントで弾き始める。
  実に絵になる男です。
 
⑤ Gimme Shelter (LP「Let It Bleed」  1969)
 
  この曲からコーラスの二人がステージへ。
  途中からLady Ga Gaがゼブラ風のSexyなコスチュームで登場。
  今こんな衣装を着れるのはこの人ぐらいでしょうね。
  このところこの曲は、MickとLisaの掛け合いが見せ所ですが、今回はGa Gaに譲った
  感じです。
  GaGaは派手な衣装やパフォーマンスが話題になりがちですが、実に歌も上手いし、感心
  してます。
  Just A Kiss Away!
 

⑥ Wild Horses (LP「Sticky Fingers」 1971)

  この曲大好きです。スローの名曲。
  Mickのなんと色気のあること! もう60半ばですよ。

  信じられません。声もまったく衰えなし。

⑦ Going Down (by Freddie King)

  さあBlues Time!
  John Mayer と Gary Clark Jr. の登場。
  Johnは今注目の米のシンガーソングライター・ギタリスト。
  Garyも同じく米で、実にパワフルなソール系ギタリストです。

  ギタリスト4人のソロが圧巻。観客も熱狂


⑧ Dead Flowers (LP「Sticky Fingers」 1971)

  ソングリストから外れている12曲をBand側が前もって選び、その中で会場の客のリクエスト
  が一番多い曲を演奏するコーナーなのでしょう。多分。
  数多い裏ドラッグ系のカントリー・ロック。
  私の故郷 金沢・小松のロックバンド「めんたんぴん」も初期のLiveでよくやってましたね。
  後ろのスクリーンには、Oldアイドルの姿が写し出されてます。

⑨ Who Do You Love (by Bo Diddley)

  The Black Keysの登場。
  彼らは米オハイオ州出身のガレージ系ロックバンド。ダン(Vo,G)パトリック(Ds)の二人組で、  グラミー賞をもう7回受賞してます。

  この曲は ロニー・ホーキンスとThe Bandの演奏が印象強いです。



⑩ Doom And Gloom
⑪ One More Shot (CD「GRRR!」 新曲)

  ここで新曲を2曲。いずれもカッコイイ!

⑬ Miss You (LP「Some Girls」 1978)

  3曲続けてMickがギターを持ってるので、予想通りの曲。
  大ヒットしたディスコ調ですが、僕のStoneベスト30には入ってこない曲です(笑)
  DarrylがさすがJazz系らしく、ファンキーなベースラインを展開。
  前メンバーのBill Wymanよりテクニックはかなり上。
  そこへSaxのBobby Keysが参入。Stonesの準メンバーですね。
  この人もかなりの齢ですが、Stonesに刺激されてか、バリバリ現役です。


⑫ Honky Tonk Women (オリジナルLPには未収録 1969)

  My Best 3に入る曲。
  あのカウベルの音、Keithのイントロを聞いただけで、身体が動き出します。
  ライ・クーダーのアイデアを盗んだ曲だなんて言われますが、そんなの関係ネエ!
  Chuckのピアノ・ソロもいかしてます。


メンバー紹介の後、お待ちかね Keithコーナーです。

⑬ Before They Make Me Run (LP「Some Girls」 1978)
⑭ Happy (LP「Exile On Main St.」 1972)

  長い拍手に照れる、僕の永遠のアイドルKeith。ほんとにシャイな人です。
  初来日の東京Liveでの感動が想い出されます。Woodもテンション高い。



⑮ Midnight Rambler (LP「Let It Bleed」 1969)

  Mick Taylorの登場です。これは嬉しい。
  KeithやWoodと違ってテクニック系ですが、ここでは熱いブルース・ギターを披露。
  Keithも再会、共演を楽しんでるようです。
  でももっと一緒にやってほしかったなあ。Mickのハープもさすが!
  このLiveのハイライトかも。




⑯ Start Me Up (LP「Tattoo You」 1981)

  記憶に残る初来日時のオープニング曲。
  Woodのギターが本当にかっこいい!

⑰ Tumbling Dice (LP「Exile On Main St.」 1972)

  驚きの飛び入り、Bruce Springsteen。
  パフォーマンス的には今イチですが、よくぞ出てくれました。Keithも嬉しそう。

  これもMy Best 3の曲です。
  僕はシンコペーションの曲が好きだなあと改めて思います。

 


  
  
 ⑱ Brown Sugar (LP「Sticky Fingers」 1971)
 
  ここまで来ると、もう怒涛のLiveです。
  中学時代、こんなカッコイイ曲があるのかと驚きました。
  Wo!の時のライティングがいいんですよね。
 
⑲ Sympathy For The Devil (LP「Beggars Banquet」 1968)
 
  Mickの黒いファーのガウンがカッコイイ。
  Mickのヴォーカルって上手いんだなあって感じます。
  ここで一旦終了。後はアンコールってことかな。
 
⑳ You Can't Always Get What You Want (LP「Let It Bleed」 1969)
 
  混成合唱団がステージの両側で、アカペラでメロディを歌うと、ギターの音が入ってくる。
  にくい演出。この曲も好きです。美女のコーラス隊も後ろで踊りながら歌ってます。
 
この後はお決まりの、Jumpin' Jack Flash と Satisfaction。
約2時間半に及ぶLiveでした。
 
 
 
 
総括としては、まずもってメンバーが声、演奏共に全く衰えを見せず、世界最強の言葉に異論なし。でもLondonで共演したBillの姿を見れなかったのが少し残念です。
あの細い身体には驚きと同時にシンパシーを感じます(笑)
リハをきっちりやった上でのLive。来日してくれないかなあ。
可能な限り、追っかけますよ。



時に能の投稿は気が重くなるのに、Musicとなるとスラスラ書けるのは困ったものです。ごめんなさい。
皆様、長々お付き合い、有難うございました。

NO MUSIC, NO LIFE!
 


 
 

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