縞水衣(しまみずごろも)
水衣には無地のものと縞模様のものと2種類あります。
流儀では、主に2種類の縞模様の柄を使います。
太い縞の方は「ねぼけ縞」、細い方は「八丈縞」と言います。
ねぼけ縞の名の謂れは、何となく寝ぼけているように見えるからとか・・・
縞水衣は弁慶、山伏、僧などの役の時に使い、この衣を着る時は、必ずイラタカの数珠を持ちます。
ねぼけ縞は、「葵上」の横川(よかわ)の小聖(こひじり)役の姿を思い出されると思いますが、衣の下には、格子厚板(無色)を着ます。
八丈縞は、「船弁慶」小書き付きの時や「正尊」の弁慶が多いですね。他にもありますが・・・
下には必ず色入り厚板を着ます。
数珠についてはまたいずれ。
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