2012/06/02

金沢百万石まつり~百万石薪能

今日6月2日(土)は第61回金沢百万石まつりのメインである百万石行列が行われました。

金沢百万石まつりは、加賀藩祖・前田利家公が天正11(1583)年6月14日、金沢城に入城し、金沢の礎を築いた偉業をしのんで開催されています。6月14日の日付は尾山神社誌に基づきます。
 尾山神社での封国祭に合わせて、大正12年から昭和20年まで金沢市祭として行われてきた奉祝行事がルーツで、終戦後は進駐軍の指導により昭和21年から6年間、尾山まつりとして尾山神社奉賛会によって開催されました。
 現在の金沢百万石まつりは、昭和27年に金沢市と金沢商工会議所が中心となって開催した商工まつりが第1回目となります。その後、豪華絢爛な百万石行列をはじめ、400年にわたり受け継がれてきた金沢ならではの伝統ある行事が賑やかに繰り広げられる現在の姿に発展しました。
 昭和59年(第33回)に初めて、百万石行列の主役である利家役に俳優を起用して以降、全国に発信できる初夏の一大イベントに成長しました。


今年の利家公は俳優の川野太郎さん、お松の方は女優の横山めぐみさんです。



行列は利家公が金沢城に入場され、現在の三の丸広場にて、行列の各役が演技を披露し、最後に利家公の鬨の声で終了となります。

利家公とお松の方だけは後の薪能の舞台に上がります。草鞋(わらじ)のままなのは、ちょっと困惑しますが・・・(笑)

午後7時から2日の最後を飾る、百万石薪能
狂言「苞山伏(つとやまぶし)」能「半蔀(はしとみ)」
です。


私も薪能で百万石まつりに参加させていただき有難く思います。
お客様も利家公金沢城入城行列の後、夜の篝火のもと、幻想的で幽玄な世界を楽しんでいただけたことと存じます。

皆様お疲れさまでした。

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