2022/10/03

2022/10/1 能楽新世界


 

10月1日(土) 石川県立能楽堂 石川県立能楽堂開館50周年記念

「能楽新世界」 第1章 デジタル掛軸 第2章 LED LIGHT 「黒塚・白頭」


デジタルアーティスト長谷川章氏が織り成す光の芸術「デジタル掛軸」の幻想的な雰囲気の中での舞囃子。

第2章は、普段と異なる色彩豊かなLED照明の演出での、能「黒塚・白頭」、私はワキ阿闍梨佑慶で出演致しました。

当日券は2000円、9月24日のろうそく能とセットで、3000円ということもあり、客席は満席。普段ほとんど能を見ないお客様も大勢おられたと思います。この客様の内の何人かが、通常の能楽公演に来ていただければ・・・


神様が宿るとされる松、その松に向かって演じる神聖な芸能である能。松を大きな鏡に写したという設定で、大きな老松が描かれた鏡板の前で演じ、舞台装置はほとんど使わず、出してもごく簡素な作り物のみ。あとはお客様の想像にお任せするのが常です。その舞台に装飾を加えるという事は、能の根本からは外れることになりますが、能楽は今も進化し続ける芸能ですので、我々もいろんな状況で演技をしなければなりません。試験的な演出も必要です。批評はお客様にお任せします。


私の初舞台は、この能楽堂の杮落しの公演での、能「小鍛冶」のワキツレですので、私も初舞台から50年ということになります。感慨深いですね。


開演前に撮った写真を添付します。
















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