新年4日(日)に 石川県立能楽堂に於いて 午後1時より 金沢能楽会一月定例能 が行われます。
「翁」 シテは島村明宏師の披き、三番叟は野村万蔵師。島村師は「嵐山」のシテも勤めます。
他、狂言「餅酒」、福岡聡子師の「小鍛冶」。
私は「嵐山」のワキ。
「翁付嵐山」ですので、ワキの出は、「礼脇」という特殊演出になります。
この「礼脇」は、出囃子が常の五段次第ではなく、音取置鼓になり、「翁」の格調を受け継いだ、神聖な演出になります。
金沢では何年かに一度しか上演されませんので、未見の方は是非御覧下さいませ。
また「小鍛冶」では、愚息進也がワキツレ・橘道成役でお邪魔させていただきます。
正月金沢では、2日の「御松囃子」が話題ですが、石川県立能楽堂での初会で、お客様と共に新年を寿ぎたいと思います。
当日券は 3000円。 大変お得です。
いよいよ来年(平成27年3月14日)は、北陸新幹線が金沢まで延伸します。
関東を含め、県外から多くの観光客が石川へお越しになるでしょう。
金沢能楽会の能を初めて御覧になる方も増えるかもしれません。
中央の舞台と比較されても遜色さく、お客様に能を楽しんでいただくために、我々楽師もよりいっそう精進していかなければいけません。
皆様の御来場をお待ち申し上げます。
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