2013/09/20

仁和寺(京都市右京区御室)「経政・経正」


久々の能楽史蹟探訪としての投稿です。

仁和寺

10代の頃より能「経政」のワキ(僧都行慶)は、もう何十回もやっているのに、未だ参拝が叶わず。
申し合わせのみの本日ついに念願が叶う。

極々簡単に仁和寺の説明を。
詳しく知りたい方はインターネットで調べてください(笑)



仁和寺の創建は平安時代、第58代光孝天皇が西山御願寺として着工されたが、竣工を見ずに崩御。仁和4年(888)、宇多天皇が先帝の御遺志を継がれ完成。年号を取って仁和寺と称された。
本尊は阿弥陀三尊。
宇多天皇は、在位十年の31歳で醍醐天皇に譲位され、東寺の益信を戒師として出家、法皇として仁和寺に室(むろ・僧坊)を営んで、生涯を真言密教の修行に過ごされた。
以来仁和寺は御室御所(おむろごしょ)と敬称され、御室は附近一帯の地名ともなった。
その後歴代天皇の皇子が門跡(住職)の地位を継承し、明治維新まで、門跡寺院の筆頭として仏教各宗を統括してきた。
伽藍の多くは戦火を受け焼失したが、国宝、重文多数。
平成6年に「古都京都の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録された。

順に写真にてご紹介しましょう。


仁王門(重文)
江戸時代に再建。知恩院三門・南禅寺三門と並び、京都三大山門の一つ。知恩院・南禅寺の門が唐様で建てられているのに対し、仁和寺の仁王門は和様で作られている。
左右に仁王像や狛犬などを阿吽(あうん)の相にて安置。







中門(重文)


御室桜


五重塔(重文)


経蔵(重文)



九所明神(重文)



金堂(国宝)
二度にわたって焼失したといわれ、現在の建物は
江戸初期の再興の際に京都御所にあった紫宸殿を
移築したもの。






紅葉シーズンはさぞや見事でしょう。




鐘楼(重文)



水掛不動尊


御影(みえ)堂 重文

重文の御影堂と観音堂は修復中。
ミスター修復と言われる私の面目躍如です(笑)

でも御影堂の弘法大師様はお参りできました。



いよいよ御所です。

勅使門(登録文化財)



白書院


北庭



震殿(登録文化財)



(登録文化財)
歴代門跡の尊牌が安置され、本尊は薬師如来



重文の遼廓亭・飛涛亭といわれる茶室は非公開。残念!

寺院内の国宝は80以上、重文は500以上と言われます。
数ある宝物が保管されている霊宝館は4月と10月の桜と紅葉の
シーズンの50日間だけ公開との事。
また来なければならないわけですね。


京都駅からJRバスにて御室仁和寺前まで約35分で220円。
やはり京都は公営の交通機関を使っていくのが風情があります。









































































































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