晦日に近江町市場へ。
買い出しの前に市場内「魚旨(うおうま)」にて昼食。
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特得近江町市場丼 |
もう笑いが出るくらい激ウマでした \(^o^)/
お目当ての 蟹の「川木商店」へ。
石川県産 ズワイ蟹 「加能ガニ」。これはオスです。
メスの香箱もいいけど、豪快に食べるには、やっぱりオス!
値段が違うので、年に一回思いっきり食べます。
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両手にカニで満悦の長男 |
大変の人出でした。晦日は活気がありますね。
本当に美味しそうな魚介類が所狭しと並べられていて、見てるだけでも楽しいけど、ついつい買っちゃいますね。
県外から金沢へお越しの方は、是非近江町市場にもお立ち寄り下さい。お目当ての魚を買って、その場から宅急便で送ることができますよ。
東京ではこれほど新鮮な魚は食べられないので、年末年始、もうしばらく魚系はいいや!ってくらい食べて帰りたいと思います。
ブログを始めて初正月を、無事に元気に迎えられる歓びを感じています。
今年も大変お世話になりまして、有難うございました。
どうぞ佳い年をお迎え下さいませ。
本年最後の舞台は宝生流の乱能(らんのう)でした。
乱能というのは、シテ方と三役(ワキ・狂言・囃子)がそれぞれ本来の役と全く違った役を演ずるものです。
能では普段各役が専門の役以外はやってはいけないのですが、専門外の芸に対する知識や技術を勉強することによって、本来の役の芸に深みを持たせるというのが目的でしょう。
私は能「夜討曽我」の間狂言(あいきょうげん)の大藤内(おおとうない)と、舞囃子「西王母」の地謡を勤めさせていただきました。
まず「大藤内」
大蔵流山本家の山本東次郎先生(人間国宝)に稽古をつけていただきました。が、お恥ずかしい限り。前半は随分、絶句をしてしまいました。
専門外の役は、一度軌道を外れると、修正するのに一苦労です。
見所は大ウケのように感じましたが、やってる本人はいたって真面目にやろうとしているのに、絶句等で笑われるのは、いささか切ないです(笑)
やはり「餅屋は餅屋」ですね。
私は狂言はこれまで6、7番勤めておりますが(アドも含む)、今回はセリフがなかなか入りませんでした。
大抵の「夜討曽我」はワキがありませんので、普段は見る機会が少ないため、当然「大藤内」もちゃんとは見ていませんし、大蔵流の方が和泉流より前半のセリフが圧倒的に多い!
いやいや言い訳を言ってはいけませんね。ちゃんと覚えられない自分が悪いんです。
「西王母」の地頭
下掛宝生流は同じ宝生の字が付いていても、ワキ方の流儀ですし、謡本も全く別ですので、当然言葉も節使いも違います。
今回の乱能は宝生流主催ですので、謡は宝生流で謡うのが礼儀でしょう。従って今回謡いをさらう時は、下掛の謡本を見ていません。見てしまうと、その節回しが頭に残ってしまうからです。
幸い言葉は変わらなかったので、宝生流の節使いを教わって、覚えました。なんとか無事に終わったように思います。
勉強になりましたが、とにかく疲れました。
専門外の事を覚えるのは時間がかかりますし、普段とは比べものにならない緊張感を味わいます。
演能時間も長いし、楽屋に人も多い。
すぐに新しい覚え物に取り掛からなければなりませんが、気分的には一段落で、ほっとしております。
ありがとうございました。
6日(日) |
金沢能楽会定例能 |
羽衣 |
石川県立能楽堂 |
13:00~ |
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12日(土) |
能を知る会 |
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Ⅰ部 |
弱法師 |
鎌倉能舞台 |
10:00~ |
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Ⅱ部 |
花月 |
同 |
14:00~ |
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13日(日) |
京都観世会 |
熊野 |
京都観世会館 |
10:30~ |
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16・17日 |
文化庁派遣事業 |
土蜘蛛 |
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18日(金) |
清水寛二還暦記念 |
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五尉能 |
絵馬 |
銕仙会能楽研究所 |
19:00~ |
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19日(土) |
府中能 |
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Ⅰ部 |
融 |
府中の森芸術劇場 |
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Ⅱ部 |
融 |
同 |
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20日(日) |
研究会別会 |
弱法師 |
観世能楽堂 |
11:00~ |
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同 |
金春会 |
東北 |
国立能楽堂 |
12:30~ |
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26日(土) |
鵜沢久の会 |
求塚 |
喜多能楽堂 |
14:00~ |
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27日(日) |
静岡グランシップ能 |
船弁慶★ |
静岡グランシップ |
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31日 |
文化庁派遣事業 |
土蜘蛛 |
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★ ワキツレ |
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公益社団法人 能楽協会 本部が主催する公演はいくつかありますが、その中で特に重要な催しとしているのは、2月の「式能」と12月の「無形文化遺産 能楽」です。
今回で第五回目。
私は金春流「恋重荷(こいのおもに)」のワキでした。
これまでワキツレでは出演させていただいておりましたが、ワキは初めてでした。
一役(いちやく)と言われる重要な各役は、皆大先輩ばかり。
理事会が決める各役に配役されたことは、光栄に存じます。
うまくはできませんし、多少の緊張感はありましたが、今の自分の芸を表現できたように思います。
これを励みに日々精進してまいりたいと存じます。
第三回 播(は)の会 能「井筒」
北浪貴裕氏、渾身のシテでした。
もう10年以上も前ですが、お父様の北浪昭雄師の「野宮」のお相手をさせていただいた事があります。
私が随分お邪魔をしていたことと思いますが、その時ワキ座からシテの姿を拝見して、装束付けの姿の美しさに驚いたことを思い出しました。
小柄なお父様より、貴裕さんはかなり大きいのですが、同じく姿の美しさに目を瞠りました。やっぱり親子なんですね。
謡や型もよくお稽古されたと感じられる、しっかりしたシテでした。
去年は6回も勤めた「井筒」ですが、今年は今回のみ。新鮮でした。
1時間50分。足の痛さも、シテの舞姿、仙幸先生のお笛、真州先生の重厚な地謡に助けられ、さほど感じませんでした。
とは言え、セルリアンの舞台は痛すぎます(ごめんなさいm(__)m)
芳賀紀江(としえ)さん、実は私の姉なんです。
姉は金沢市弥生町で織物教室をやっております。
自身の作品と、生徒さんの作品の展示会。
今日から9日までです。販売もしてます。
私も昨日準備中のところを見に行ってきました。
早速マフラーをGET!
メリノウールですが、柔らくて暖かい。
今年はこれを愛用します(笑)
作品展ではマフラーの他にも、ショール、バッグや小物類など、いろんなものがあり面白いです。
お時間のある方は、是非覗いてみて下さいませ。