2012/02/19

2012/2/19 式能




今日は観世能楽堂 山階(やましな)家追善能から
国立能楽堂 式能へ。

この式能は、社団法人能楽協会が昭和36年、あたかも能界繁栄の先駆のごとく、「五流宗家・正式五番能」と銘打ち、古式に則り、「神・男・女・狂・鬼の五番立」を標榜し、戦後いち早く再建された水道橋能楽堂において、その第一回を開催したことに始まります。以来、実に半世紀、多年にわたる数多の方々の御支援の下に、今日で第52回を迎えました。



第1部 午前10時開演 「翁」「嵐山」「昆布柿☆」
               「生田敦盛」「茶壺☆」
第2部 午後3時開演  「初雪」「呼声☆」「通小町」
               「梟山伏☆」「土蜘蛛」

☆は狂言  他は能
終演 午後7時


なんと合計9時間。少し前までは、全部通しで、休憩時間も今よりはやや少なくして行っていたのですが、最近は入れ替え二部制です。
さすがに全部御覧になられる方は、極僅かかと思いますが、我々演者も始めから終りまで楽屋にいると、だんだん意識がなくなります。

私は今日は2部から楽屋入りし、「通小町」のワキでした。式能のワキは、多分3回目かと思います。
2部とも客席は満席!やはりいろんな流派を一度に観られるというのが、お客様に受けるんですね。本当に有難いことです。企画する側も、式能のようなマニア向けの会と、初心者向けの会とのバランスを取ることが大切だと痛感致しました。

本日御来場の皆様、誠にありがとうございました。
能楽師の皆様も、お疲れさまでした


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