金沢での今年のお正月は雪かきから始まりました。
大晦日深夜から降り始め、積雪は20cmを超えたでしょうか。
1月2日
今年から始まった加賀藩「御松囃子」に出演。
舞囃子「高砂」の待謡を謡わせていただきました。
写真は渡邊荀之助師の舞囃子「猩々」
金沢能楽美術館3F研修室で行ったのですが、情景的にはやはり加賀藩ゆかりの建物で催したいと感じます。
現在金沢市内で残っている建物の中では、前田家奥方御殿「成巽閣(せいそんかく)」あたりが適当と考えますが、企画側もすでに検討されてたようで、成巽閣側と交渉の結果、場所をお貸しするのは問題ないのですが、文化財に指定されているため暖房が使えず、お客様をお呼びするにはあまりに寒いという事になり、やむなく能楽美術館での開催となったようです。
1月3日
朝は金沢市内の2寺社へ初詣。
午後4時より、3日の金沢定例能の申し合わせ。
1月4日
金沢能楽会定例能の初会。夜は金沢能楽会会員の新年会に参加。
1月5日
朝、母を施設まで送り、能楽会有志による新年会Part2
加賀市大聖寺駅近くの 「ばん亭」にて鴨治部煮鍋。
今年で2回目ですが、恒例になるかもです。
その前に途中山代温泉の総湯に入ろうという事で、大鼓方飯島六之佐師ご家族の車に、私と次男が便乗させていただきました。
山代に着き、まずは服部神社に参拝。
今や山代温泉の夏を代表するイベント「山代大田楽」が行われる神社です。
この「大田楽」は、中世に大流行した芸能『田楽」に、日本各地の芸能や音楽を取り込み、野村万之丞(耕介)氏が現代によみがえらせたもの。
そのお披露目は、今から20年以上前の東京赤坂の日枝神社でした。
その時私は、「王ノ舞」の役で参加させていただいております。とても懐かしい!
大きさは違っても、この服部神社と日枝神社は、鳥居から長い階段があるなど、なんとなく似てますね。
当時は階段を獅子舞が上り、露払いの王の舞が浄め、田主ほかが境内に入り、大田楽が始まるという演出でしたが、今でも同じなのかもしれません。
ここ山代での大田楽は未見ですが、機会があったら是非見たいです。
いざ総湯へ。
山代温泉の総湯(公衆浴場)は二つあり、「古総湯」と呼ばれるものは、明治時代の総湯を数年前に復元したものです。
この「古総湯」は混んでるということで、今回は向かいの「総湯」に入りましたが、次回は是非「古総湯」に入りたいですね。
山代の湯はとってもなめらかですが、弱アルカリ性の硫酸塩泉ということで、若干塩味がします。片山津や和倉ほど塩分が強くはありませんが・・・
「ばん亭」
まずはお決まりの「かもねぎ串」と「鴨治部煮鍋」。
もちろん坂網で捕った真鴨です。美味絶品!
「ばん亭」の鴨治部煮鍋は、去年の1月のブログにも書きましたので、どうぞ御覧下さいませ。
今回は鴨の他に、いのししがありました。
「ばん亭」店主も絶賛する良質のしし肉です。
獣臭を警戒しましたがまったく無く、まずソテェー?をいただき、「ぼたん鍋」へ。
いのししは初体験。
今まで共食いになると思い、なんとなく避けてきましたが、こんなに美味しいとは知りませんでした。
加賀市市議会議員の谷本先生(右から4人め)、今年も大変お世話になりました。
心より御礼申し上げます。
その日は駅前のAPAホテルに泊まり、翌朝帰宅。
東京へは7日に帰ってきました。
長男は帰省直前のインフルエンザにより金沢へは来れず、ちょっぴり寂しかったのですが、魚さばきの上手な次男のおかげで、しっかり冬の魚介類を堪能でき、充実したお正月でした。。
母も順調な回復で、一安心です。
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