2013/03/29

2013/4/7 春の北國宝生能



曲目、主な配役は以下のとおりです。

能 「花月」 シテ高橋右任 ワキ苗加登久治 アイ野村祐丞
狂言「清水」 シテ野村 萬 アド野村扇丞
能 「源氏供養」 シテ佐野由於 ワキ殿田謙吉
仕舞「難波」 島村明宏
仕舞「藤戸」 大坪喜美雄
能 「船弁慶」 シテ宝生和英 ワキ宝生閑 アイ炭哲男



子供の頃より出演させていただいておりますこの会ですが、いつも4月の第一日曜に催され、時期的にはまだ寒く、会の1週間後に金沢の桜が咲き始めるというイメージでしたが、今年は4月7日ですと散ったあとかもしれません。
こんなところでも気候の変化を感じます。


今年は観阿弥生誕680年、世阿弥生誕650年に当たります。
我々能楽師は、時代の変化に順応しつつ、これからも続く長い能楽の歴史の
通過点にいる者として、しっかり演じていくことが使命と思っております。
どうぞご高覧下さいませ。



2013/03/19

「第1回 下掛宝生流 能の会」 満員御礼

「第1回 下掛宝生流 能の会」

満員のお客様の御来場、誠に有難うございました。

本来 本番組は当日会場へお越し下さった方のみにお渡しし、ご覧いただくものですが、流儀としてこの会を催すに当たり、ただ「檀風」の伝承だけではなく、実は流儀の大先輩や相談役を長年お勤めくださっておりました日暮里・善性寺前ご住職のご追善の意も込めての催しでしたので、特別にご紹介させていただきます。

但し複製は禁止です。

 
 
 
 
 
松本先生、森茂好先生と共に、亡父が並ばせていただけます事、
家元始め、皆様に心より御礼申し上げます。
 
父はたまに東京や関西の催しに出演しておりましたが、
主な活動は北陸でしたので、父の顔を初めて見た方も多いか
存じます。
 
 
今回「檀風」の本間三郎役を勤めさせていただき、
大変光栄に存じております。
御目だるい点、多々あったかと存じますが、
お蔭様でなんとか無事勤めることができました。
皆様に改めて御礼申し上げます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


2013/03/07

2013/3/17 下掛宝生流 能の会 ~素謡「経政」



3月17日 下掛宝生流 能の会
国立能楽堂 午後2時始め

我々も「メインは、能<檀風>」です」と申し上げてはおりますが、実はこの会を始めた趣旨の1つに、下掛宝生流の謡を素謡で1曲じっくり聴いていただこうという目的があります。


下掛宝生流は三流(福王、高安、下掛宝生)あるワキ方の流儀ですが、我々は能の中で、ワキという役を勤めるだけではなく、流儀としての独立した謡本を持ち、流儀独自の謡を持っております。



江戸幕末から明治にかけて、もちろん今でも、流儀の謡を愛していただいた方々は数多くいらっしゃいます。
シテ方諸流との比較を申し上げるつもりは勿論ありません。
しかし流儀の謡が、シテの謡所でも地の謡でも、独特の謡いぶりを厳然として保持していると自負しております。




素謡「経政(つねまさ)」は約30分の小曲ですが、家元のシテ、大先輩野口師のワキ、欣哉師を地頭にしての地謡をどうぞお楽しみくださいませ。
当日会場にて、「檀風」「経政」の流儀の謡本2冊を販売いたします。
値段は忘れましたが、1500円前後でしょう。



まだ残席はございます。
シテ方とは違ったワキ方の流儀の素謡や秘曲「檀風」をご鑑賞くださいませ。






 






2013/03/06

2013年4月の主な出演スケジュール

7日(日) 北國宝生能 源氏供養 石川県立能楽堂 13:00~
13日(土) 国立普及公演 自然居士 国立能楽堂 13:00~
天祖神社 薪能の夕べ 羽衣 天祖神社(常盤台) 17:30~
14日(日) 観世九皐会 知章 矢来能楽堂 13:00~
小早川泰士 石橋 観世能楽堂 13:00~
二十三回忌追善能
21日(日) 梅若会 柏崎 梅若能楽学院 13:00~
27日(土) 観世九皐会 別会 烏帽子折 国立能楽堂 13:00~
28日(日) 喜多流職分会 石橋 喜多能楽堂 12:00~
特別公演